2006年の携帯電話販売シェア、シャープがトップに・前年比36.0%の成長率

2007年03月29日 08:00

調査会社のガートナージャパンが3月28日に発表したところによれば、2006年の携帯電話端末の日本国内における販売台数シェアは、昨年2005年第三位だった【シャープ(6753)】が前年度比36.0%の成長率(4.6ポイントの増加)という躍進を遂げ、トップの19.6%を獲得したことが明らかになった(【発表リリース、PDF】)。

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携帯電話全体の販売数は4726万4700台となり、これは前年と比べて231万2900台増(5.1%の成長)と増え、1年間の販売台数としては2003年の4871万台に次ぐ史上第二位の規模となった。

日本における携帯電話端末の対エンドユーザー販売台数(2006年)
日本における携帯電話端末の対エンドユーザー販売台数(2006年)

前回トップ3だった【パナソニック(6752)】【NEC(6701)】シャープ3社のうち、前年度比でプラスに転じたのはシャープのみで、15.2%から19.6%と4.6ポイント上昇し第三位からトップに躍り出ている。前回トップのパナソニックはシェアを16.1%から13.2%に落とし第二位に、NECは15.6%から13.2%に落としわずかの差で第三位となっている。

リリースではシャープの躍進理由について、[ソフトバンク(9984)]向け市場で高い占有率を維持していることやワンセグケータイの飛躍、【NTTドコモ(9437)】向け機種でも液晶や音楽再生機能の点で他社製品に一歩先んじたことを理由に挙げている。

基準は同じ規格であっても、発売会社毎にさまざまな個性が見られる携帯電話。今後、各メーカーはこれまで以上に個性豊かで便利な端末を発売することだろう。来年のシェアランキングがどのような動きを見せるのか、今から楽しみである。

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