あのハバネロを超えた世界最強の辛みスパイスは「SBカプマックス」

2007年02月21日 12:30

「SBカプマックス」イメージ【エスビー食品(2805)】は1月23日、同社が開発した唐辛子の品種である「SBカプマックス」が世界一辛いスパイスであると認定されたことを発表した(発表リリース)。ギネスブックに、これまで「世界一辛い」とされたハバネロの一種をさらに上回る辛さとして認定された。

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「SBカプマックス」イメージリリースによるとこれまでギネスに「世界で一番辛い」と認定されていたのは、「ハバネロ」として知られる唐辛子の中の「Red Savina Habanero」という特別な品種。今回エスビー食品が開発し認定されたのは、農林水産省に品種登録もされている「SBカプマックス」。

どのスパイスが辛いのかを判定する、つまり「辛さの強さ」を計測するにはカプサイシン含有量で判断することになる。これまで一番辛いとされていた「Red Savina Habanero」には100グラム中の乾燥果実中に3.6グラム含まれているが、今回の「SBカプマックス」には4.1グラムと大幅に上回る量が含まれていた。これだけ辛いと想像がつかないのだが、リリースによると比較量として辛めな品種の「鷹の爪」には0.2~0.3グラム/100グラムしか含まれておらず、「SBカプマックス」にはその10倍以上の辛味を有することになるという。

さてこれだけ辛いスパイスを開発して何をするのかということが気になるところだが、エスビー食品では「今後、カレー等の商品に応用したり、カプサイシンを効率的に採取して、その有用な機能性を活かした商品の開発など幅広い事業展開を検討しています」と説明している。カプサイシンは細胞の活性化やそれに伴うダイエット効果が望めるため、その方面では少量で効果を狙えるというサプリメントへの活用が考えられる。

一方「カレーなどの食品に応用したり」とあるが、【江崎グリコ(2206)】から発売されている「LEE 辛さ30倍カレー」などで有名な「LEE」をはるかに超える辛さ50倍だの100倍だのという、チャレンジャー的なカレーを出すことも想像される。そこまで来ると辛い、ではなくて「痛い」カレーになるような気もするし、はた目で見るのはともかく実際に口にするのはちょっと避けたいかな、というのが当方の本音ではある(笑)。

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