リリースによると今回の値上げは、昨年のシュウマイ製品の価格値上げ以降も価格を据え置いていた「シウマイ御弁当」ではあったが、さらに梱包や諸経費も高騰したため今回やむなく値上げすることになったという。

シュウマイの主原材料である豚肉やホタテが昨今価格が高騰。特に崎陽軒のシュウマイのセールスポイントでもあるオホーツク産のホタテ貝は中国で需要が急速に増え、価格の上昇が続いており、ここ数年では1.5倍ほどにまで値上がりしたという。

「シウマイ御弁当」は崎陽軒のみならず横浜としてのお土産の代表格。一日あたり1万5000食分も売り上げている。携帯ストラップ専門店では『シウマイ御弁当のストラップが根付として販売されている』ほど。「横浜に行ったらシウマイ御弁当を食べなきゃウソ」というほどに有名でもある(最近あのテレビCMが流れないのは残念だが……)。

冷凍保存の発達と量産システムの構築で、今や餃子とならび誰もが気軽に食せるようになった中華料理の点心の一つであるシュウマイだが、ここまでシュウマイが普及したのはひとえに崎陽軒の努力によるところが大きい。その崎陽軒での代表商品「シウマイ御弁当」まで原材料費の高騰により値上げされるのは少々ショックではある。

(最終更新:2013/09/02)