2007年02月11日
『セカンドライフ』の国勢調査結果をグラフ化してみる
2007年02月11日 19:00
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多人数同時参加型ネットワークコミュニケーション・ビジネスゲーム【セカンドライフ(Second Life)】を運営するリンデンラボ社は2月9日、【同社の『セカンドライフ』向けブログ】において、『セカンドライフ』における国勢調査にあたる調査結果【Second Life Virtual Economy Key Metrics(BETA)】を発表した。詳細データはExcelファイルで提供され、誰でも閲覧が可能。
これまでにもリンデンラボ社では『セカンドライフ』に関するさまざまなデータをこのブログやゲームのトップページなどで一般公開してきた。今回公開されたのは、利用者数や人口の構成、利用時間など、ゲームそのものに興味を持つ人はもちろん、マーケティングをはじめ「ビジネス」として『セカンドライフ』に興味を持つ人、あるいは持って欲しいと考えている人には待ちに待ったデータといえよう。
公開されたデータは全部で9項目。User Hours(総プレイ時間)、Land Size(土地サイズ)
、L$ Supply and User to User Transactions(ゲーム内通貨の供給量とユーザー同士間のやり取りの額)、LindeX Transactions(ゲーム内通貨と現実のアメリカドルとの交換の度合)、Population(人口)、Premium Residents(プレミア会員数)、By Country(国別構成比率)、By Age(年齢別構成比率)、By Gender(性別構成比率)。
ほぼすべての値において年々増加しつつあるのがうかがえるが、特に注目すべき項目をいくつピックアップしてみる。

総プレイ時間
プレイヤー数の総プレイ時間。住民そのものの増加と共にプレイ時間が急速に増えているのがわかる。

通貨取引規模(クリックして拡大)
ゲーム内通貨「リンデンダラー」の供給量と住民間の取引額。供給量もじわじわと増えているがそれよりも住民間取引が活発になっているのが把握できる。

ユニーク数とプレミア会員数(クリックして拡大)
会員のユニーク数と、有料だがさまざまな特典が受けられるプレミア会員数。ここにおける「ユニーク数」とはメールアドレスなどの個人データが同一のものをのぞき、またほとんどログインをしていない人ものぞいた数。大部分が無料会員であることが分かる。ちなみに2007年1月段階でユニーク数は311万7287人、プレミア会員は5万7702人。

国別人口構成比
上位(0.5%以上)にしぼった、国別人口比率。アメリカがもっとも多く3割強、ついでフランス、ドイツが1割強で、この3か国で過半数を占める。日本は1.29%。先のユニーク数で掛け算すると、日本人のユニーク数は4万人ちょっと、プレミア会員数は750人弱という計算になる。実際に思う存分プレイしている人はもう少し少ないかもしれない。

年齢送別構成比
25歳から34歳の層がもっとも多く4割近くを占めている。これと、18歳から24歳の3割弱をあわせると、実に2/3近くがこの年齢層(18歳から34歳)におさまる。『セカンドライフ』内でもうひとつの意味の「セカンドライフ」を楽しんでいるお年寄りはまだまだ少数のようだ。

男女構成比
最後に男女構成比。申告は女性でも実際には男性……という可能性は多分に考えられるので、一概にこのデータをそのまま信じるわけには行かないが、仮にこのデータが100%現実の性別を反映しているとすれば、『セカンドライフ』においては女性の方が約1割ほど多い状況が続いていることになる。直近のデータでは男性対女性は35.03対64.97の比率。もっともネットワークゲーム全般において「男性でも女性を演じた方が面白いし何かと得」という風潮が蔓延しているため、この値は話半分に受け止めた方がよい。
データ全般的に、去年の後半以降急速に『セカンドライフ』の世界が拡大を続けているのが分かる。ただ、英語版のみの現状では、日本人の参加者はまだ少ない。一方で春にも予定されている日本語版のスタートをひかえ、各日本企業が積極的に準備を進めている。日本語版のサービス開始以降、どのような傾向が見られるようになるのか、非常に興味深いところだ。
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