「追証の メールが一通 届いています 株価下落で 入金催促」・松井証券(8628)が追証通知メールサービスを2月19日から開始

2007年02月12日 08:00

【松井証券(8628)】は2月9日、同社の顧客に対して追証(追加保証金・証拠金)が発生する可能性がある場合、電子メールで知らせる無料サービス「追証通知メール」を2月19日からスタートすると発表した(【発表リリース】)。

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追証とは信用取引(手持ち株式や現金などを担保にして運転資金枠を借り受けて確保する取引)において、株価下落などで担保価値が下がって担保不足となった場合、担保の追加を求めるもの、あるいはその状況自体、追加しなければならない担保のことを指す。担保が足りなくなると不足分だけ追加保証金を入れねばならず、それが出来ないと信用取引で売買していた株式が強制決済されて精算されることになる。

今回スタートする「追証通知メール」では、19日以降毎日取引終了後から信用取引上の各種計算を行い、松井証券での最低維持率(25%)を下回る場合、つまり借り入れに対し担保が少なすぎる場合、追証の可能性ありとして次のようなメッセージのメールが着信する。

件名:松井証券:追証発生のご連絡
---本文------------------------------------------------------
平素より松井証券ネットストックをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様の保証金(証拠金)状況により、追証が発生しています。
詳細は会員画面内のメッセージでご確認ください。


信用取引において追証になるかもしれない、危うい状況にある場合には市場が開いている時は常に市場をチェックするのが当然であり、逆にそのような体制を取れない場合には無理な信用取引など論外といえる。その観点で見ると、「わざわざメールにしなくとも追証レベルになれば各種システムウィンドウなどで表示されるのに」という疑問もわいてくる。

しかしわざわざメールでお知らせするサービスが登場するということは、それだけニーズがあることも容易に想像がつく。そこから考えると、今回の「追証通知メール」サービスのスタートは、むやみやたらと信用取引で無茶なレバレッジを効かせ、かつ場中に市場をチェックできないような個人投資家が増えてきたという証拠なのかもしれない。

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