不二家(2211)への支援、山崎製パン(2212)とは交渉中・森永製菓(2201)は断念

2007年02月03日 08:30

不二家イメージ商品の衛生管理などでいまだにフランチャイズ店舗などの販売再開を果たせないでいる【不二家(2211)】について、同業他社で不二家の第二位株主でもあり支援の候補の一つに挙げられていた【森永製菓(2201)】は2月2日、支援の断念を発表した(発表リリース、PDF)。一方同業他社の【山崎製パン(2212)】では「不二家と話し合いを持ち検討中ではあるが具体的な事項はまだ決まっていない」と発表している(【発表リリース】)

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リリースによると森永製菓では主要株主であることなどもあわせ不二家への積極的支援の検討を重ねてきたが、

1.菓子、洋菓子事業の「一体化による再生」を前提に検討したが、そもそも洋菓子・フランチャイズ事業を森永側も展開していないのでムリ。
2.今回の不二家の問題がどの程度のものか森永でも調査をしていないので把握できない。


という理由から支援を断念したという。「不二家とは菓子業界の良き競争相手として、友好関係を今後とも続けていきたいと考えて」いるという微妙な表現でリリースを終えているあたり、森永側の複雑な心境が汲み取れる。

一方、山崎製パンの動向だが、不二家の櫻井康文社長は2月1日記者会見で、山崎製パンの飯島延浩社長とトップ会談を行い、同社から品質管理面での支援を受けることについて近く正式に発表することになるという考えを示している。この記者会見上では「不二家のブランド・特色を失うことがなければ、技術や運営協力だけでなく資本面についても支援を受ける可能性がある」と延べ、増資などによる資金援助の可能性も示唆した。

不二家と山崎製パンのリリースによれば

 株式会社不二家に関して、同社の食品衛生管理体制の整備を支援することについての報道がなされておりますが、当社として発表したものではありません。本件については、株式会社不二家と話し合いを持ち、現在弊社で検討中ですが、具体的な事は何も決定しておりません。何らかの進展があれば遅滞なく発表させていただきます。


とあり、「検討中だが正式発表は何もなし」という見解。ただ、表記上に「遅滞無く」という表現を用いており、何らかの取り決めが進められていることが容易に推定される(「遅れることなく」では無い。「遅滞無く」とは法律用語的には「出来る限りスピーディーにではあるが、遅れたらごめんなさい」という意味合いが強い)。

不二家ブランドのお菓子が店頭から消え、フランチャイズ店のシャッターが閉じてからすでに半月以上も経過している。不二家の商品には子ども向けのものも多く、今回の一件では悲しみにくれる子どもたち、そして苦慮するその親たちの話もよく耳にする。事情を知らない子どもたちのためにも、一刻も早い支援と販売再開を果たして欲しいものだ。


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(最終更新:2013/08/23)

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