第二位にはゲーム機でスポーツをするという、一見すると相矛盾している気がしなくもない『Wiiスポーツ』が。先日もラジオの某有名キャスターがWiiスポーツで遊んでいることを語っていた。特にボーリングがお気に入りで、その理由に「自分が実際にボーリングをしているのと同じようなスコアが出る」と語っていたのを聴き、ほほえましさを覚えると共に、Wiiが一般の人にも広まりつつあることを改めて知ることができた。

第三位には『はじめてのWii パック』が。独創的な、表現をかえればクセのあるWiiコントローラーに親しんでもらうための教本的ソフトで、Wiiコントローラーの操作感をたんのうできる9つのミニゲームセット。実はこういうシンプルなゲームの方が多くの人に好まれる場合も多々あるから不思議ではある。

第四位は定番タイトル『ニュー・スーパーマリオブラザーズ』が。正月期間のセールスデータなので、恐らくお年玉で買った人が多いのだろう。

今回計測週は正月三が日とそれが明けてからの数日という、子どもたちにとっては「お年玉 たくさんもらって 何買おう あれもほしいし これも買いたい」モード真っ盛りな中でのデータだったのだが、非常に興味深い結果が出た。第一位の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』はともかく、それ以外はどちらかというと「ゲームに普段なじみが薄い人でも楽しめる」ライトユーザー向けのタイトルが上位を占めている。上記にはないが例えば第11位には1年以上前に発売された『マリオカートDS』が入っているくらいだ。

恐らくは、お年玉をもらった子どもとあげた親・老夫婦が共におもちゃ屋へ行き、「みんなで楽しめるゲームを」という状況で購入したり、「前々からどうしてもほしかったんだ!」と思っていたとっておきのタイトルをついに購入したというパターンが多かったのだろう。ゲームが単なるマニア向けのアイテムとしてではなく、「普通の人が普通に楽しめるおもちゃ」という、本来あるべき一面をかいまみたようなデータともいえよう。

(最終更新:2013/08/17)