熊本城で城主大々的に募集中、一万円からどうぞ

2007年01月30日 06:30

熊本城イメージ熊本県の名所として知られている【熊本城】では大々的に寄付を募っている。壱万円以上の寄付をした人を「城主」と認定し、「城主証」を提供し、「城主芳名板」を天守閣に掲示するとのこと。

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熊本城イメージ熊本城は日本100名城であると共に、名古屋城や愛媛城と並び日本の三大名城としても有名。戦国時代後期に加藤清正が築城し、江戸時代は熊本藩の居城でもあった。敵の侵入防止に効果的な反りを持つ「武者返し」を備えた石垣など、難攻不落を誇っている。明治時代初期の西南戦争でも政府軍側防衛戦の根拠地となり、その強さを世に知らしめた。西郷隆盛側の軍が敗北した要因の一つもこの熊本城を陥落できなかったことにあるくらいだ。一部のシミュレーションゲームでも、熊本城の攻略に手こずった経験を持つ人も多いだろう。

さてこの熊本城、築城400年を記念して【復元事業】が行われているが、地方税政縮小のあおりを受けて予算不足のもよう。そこで今回の寄付受付が行われているようだ。

一万円以上の寄付は現地での受付か、振込用紙を送付してもらった上での振り込みで行える。1万円以上の寄付をすれば、一か月程度で「城主証」が郵送されるという。また、通常のもの以外に「祝誕生」「祝入学」「祝卒業」「祝結婚」「祝新築」「祝新春」などの記念城主証なども用意している(どんな城主だ)。

また、城主となった人の名前は二か月程度で天守閣に掲示する。これは神社に献納した人の名前が敷地の柱などに刻まれるのと同じだろう。さらに10万円以上の寄付者には市長からの感謝状が届けられるという。なおこの寄付金は税制上は損金算入(寄付金控除)の対象になる。

熊本城や日本史に思い入れのある人は、寄付を考えてみるのも一興だろう。何十、何百、何千人の中の一人かもしれないが、あの熊本城の城主として認められ、名前が掲載されるのも気分としては悪くない。


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