東証、情報開示に優れた会社「ディスクロージャー表彰会社」を発表

2007年01月20日 10:00

株式イメージ【東京証券取引所】は1月18日、上場会社の中でも情報開示の充実している会社や、適時・適切・分かりやすい形で情報を開示するなど、ディスクロージャーに積極的に取り組んでいる会社を表彰する「ディスクロージャー表彰会社」の2006年度版を発表した(【発表ページ】)。

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各部門における選定評価ポイントなどは次の通り。

・個人株主(投資者)の拡大に対する認識
・個人株主(投資者)の拡大に寄与したと思われる施策について、実施に至った背景・理由、開始時期、具体的な内容と効果に対する分析
・個人株主(投資者)に対して、今後どのような施策を行っていく予定か、または
行っていきたいと考えているか。

※ただし、次のいずれかに該当する場合には、表彰対象から除くこととする。
・極端に大幅な株式分割等を行っている場合
・タイムリー・ディスクロージャーにおいて、重大な不備(開示の遅延、情報内容の不備等)がある場合
・決算短信、有価証券報告書(半期報告書を含む。)において、重大な訂正がなされ
ている場合
・決算短信において、重要な開示内容の漏れがある場合


これらのポイントを委員が考慮した上で表彰企業が選定される。よく見てみると
チェックポイントはそのまま「リスクの低い企業」としても評価できる項目ばかりなので、銘柄選択の際にも十分に役立つことだろう。

もちろんこれらは「東証の表彰」であるため、ヘラクレス・JASDAQ関連銘柄などは含まれていない。新興企業の大部分が「除くこと」の項目に入るのは悲しい話であるし、表彰企業の中にも「経営陣の方針的に選択銘柄としてはどうよ?」というものもあるが。

表彰会社計15社は次の通り。


リリースページにはそれぞれの企業の受賞理由も説明されている。指摘されてみると「なるほど、こういったこともやっていたのね」と改めて理解できるものもある。

個人投資家にどのような姿勢で臨んでいるか、特に中長期投資における銘柄選択の際には欠かせないチェックポイントといえるだけに、今回の表彰企業への注目度は高いといえるだろう。

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