ペットボトルリサイクルの東京足立区、今度は廃品おもちゃもリサイクル開始

2007年01月04日 06:15

飲料容器自動回収機RVMイメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、ICカードを利用してペットボトルのリサイクルを進めている【東京都足立区】では、今年4月からそのICカードを利用し、廃品のおもちゃを回収する事業を開始する。

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具体的には壊れたり使わなくなったおもちゃを持ち込むと、ペットボトルリサイクル運動で用いているICカードにポイントが貯まるというもの。このポイントは修理したおもちゃとも交換できるという。

すでに【ペットボトルでポイントゲットだぜ! 東京足立区でスタート】でも報じたように、足立区では11月から、使い終わったペットボトルをスーパーなどに設置している自動回収機に入れると、買い物などに使えるポイントがICカードに貯まる「エコネットポイントシステム」がスタートしている(【参考:足立区発表ページ】)。今回はこのシステムに、おもちゃの回収を組み込もうというもの。

おもちゃの回収は区の施設に「おもちゃトレードセンター」を新設し行う。また、そこで市民グループがボランティアで修理も行う。おもちゃを持ち込むとICカードにポイントが貯まり、そのポイントで修理された別のおもちゃと交換できるというもの。なおカードにすでに貯められている、ペットボトルのリサイクルによるポイントも使用可能。子どもにとっては「町の掃除や家のお手伝いをしてペットボトルを捨てていき、貯めたポイントでおもちゃがもらえる」という、具体的なごほうびがもらえるシステムが提供されることになる。

このような取り組みは全国でもはじめて。足立区では議会に関連の予算案を提出し、今年4月からスタートする予定だという。

上記リリースを見てみると、おもちゃ事業についてはまだ説明されていないが現在運営中のペットボトル回収事業では具体的なポイントも説明されている。それによると今システムではペットボトルの回収以外に野菜の生ゴミ回収も組み込まれていて、ポイントでもらえるものも買い物券以外にじゃがいもなどが加わっている。

おもちゃのボランティアによる修理は時々耳にするが、今回のように地方公共団体が率先して常備システム化し、ポイント制にする話は聞いたことが無い。どの程度持ち込みがあるのかが未知数で、持ち込みがないと「おもちゃトレードセンター」のシステム自身が持たないのも事実。が、このような事業を始めること自身意義があるに違いない。


■関連記事:
【回収率63.7%で世界最高水準を維持、日本のペットボトル回収率は世界一】


(最終更新:2013/08/23)

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