「ムービーは遊ぶ時代。」・NTT日本がインタラクティブ映像コンテンツ「あそむび」を1月23日オープン

2007年01月15日 12:30

「あそむび」イメージNTT西日本は1月12日、映像と視聴による新しい遊びを提案するために「ムービーは遊ぶ時代。」をコンセプトとした、双方向で参加が出来るコンテンツによるコミュニケーションサイトあそむびを1月23日から公開する。現在はカウントダウンなどが表示されている。公開は3月28日までの期間限定。

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「あそむび」イメージブロードバンド環境の普及により、動画を見るだけではなく投稿して互いに楽しむという、積極的に参加するスタイルでのブロードバンド動画サービスが相次いで登場するなど、映像に関する視聴スタイルの幅が拡大している昨今、ブログやSNSなどネット上の口コミやコミュニティサイト上での話題展開が、新しいコミュニケーション手段の一つになるとNTT西日本では判断。「あそむび」ではそれを前提に、見るだけの映像ではなく、「映像をもとに謎を解いたり、遊んだり、面白さを他人に伝える」という、インタラクティブ(双方向)な動画体験ができる映像コンテンツを目指してスタートする。ちなみにネーミングは「遊ぶ」+「ムービー(動画)」からきたものだろう。

「あそむび」ではウェブ上で閲覧できるムービーを見て、ストーリーに連動したクロスワードパズルを解くと「エピローグムービー」や出演者が登場する特典映像「秘密のあそむび」が登場する。また、エピローグムービーまで閲覧できた人には抽選でプレゼントを用意していたり、gooブログやmixiなどとのタイアップでそれぞれにコミュニティ形成を後押しする。

メインコンテンツのWebムービーは「幸運探偵~風烈光(ふうれつひかる)の事件簿~」。プロローグ動画にクロスワード連動動画5本、エピローグ動画の7部構成で約35分。フレッツサービスのシンボルキャラクターの女優長澤まさみ嬢や、しょこたんこと中川翔子嬢、ビビる大木などが登場する。

「あそむび」の展開図。さまざまな「お膳立て」を用意し、コンテンツ自身にも工夫をして口コミ効果を狙う
「あそむび」の展開図。さまざまな「お膳立て」を用意し、コンテンツ自身にも工夫をして口コミ効果を狙う

要は単なるウェブ映画ではなく、ゲームを取り入れて視聴者の「一体感」「疑似体験感」度をアップさせると共に、gooブログやmixiなど口コミ効果が狙える場でのお膳立てを用意し波及効果を狙おうというものだ。その仕組みが【リリースの別紙】にあるが、その仕組みを見てみると「ステルスマーケティング」に寄らないバイラルマーケティング効果を狙うための実証実験のようにも見える。実際リリースにも「mixiユーザー向けに1月20日から22日、限定試写を行う」ともあり、積極的にコミュニティ(【mixi内該当コミュニティ】)に加入するよううながす方策も行っている。

ただ、波及効果を真剣に全力で狙うのなら、例えば宣伝告知用に(使用した側もそれを見た側もプラスになるような)ブログパーツの提供をしてみるなど、さらなる工夫と手を打つ必要があるのかもしれない。

ともあれ。コンテンツの魅力もさることながら、どのように波及効果を狙っていくのか、あるいは実際の効果があるのか、注目していきたいところだ。

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