イオンクレジット(8570)、マレーシアでイスラム教義にのっとった資金調達実施

2007年01月15日 12:30

株式イメージ【NIKKEI NET】が報じたところによると、【イオンクレジットサービス(8570)】は日系企業としてははじめて、マレーシアにおいてイスラムの教義に即した金融方式(イスラム金融)で、資本市場から直接資金調達を行う。債券発行などで4億リンギ(約136億円)を調達し、マレーシア国内における同社のクレジットカード関連システム投資や事業資本に充てるという。

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具体的にはイオンクレジットのマレーシアでの現地法人が、イスラム金融による短期・中期債の発行枠を設定。マレーシアの【三菱東京UFJ銀行(8306)】などが主幹事を務めるなどして発行。本日1月15日には首都クアラルンプールで調印式が行われる。発行枠設定後は中期債などを発行する予定だが、銀行からの借り入れ利率5.0%と比べると低い利率で資金調達が可能になる。

イスラム教では利子(リバーと呼ばれる)を得るために金銭の貸し出しを行うことを聖典のコーランで禁じている。この仕組みをイスラム金融と呼ぶが、「利子」は否定されているものの「利潤」は認可され、むしろ推奨されている。そこで「金利」ではなく「配当の分配」として報酬を受け取るなどの仕組みが用いられている。またイスラム教で禁じられているお酒や豚肉、ギャンブル関連の企業・事業への投資、さらにはそれらの企業などからの資金受け入れも行わない。

現在の金融市場では大活躍しているともいえるヘッジファンド、先物取引のような、実体経済とはかけ離れた金融派生商品も禁止されているのが特徴。

文化の数だけしきたりがあり、しきたりの数だけ違いがある。現地の状況に合致した仕組みを取り入れて経済活動を行うのは、事前調査など難しいところがあるが、同時に非常に意義深い。「郷に入りては郷に従え」の言葉どおり、というところだが、実践はなかなか難しいだけに、今回の設定枠が成功裏に終了することを願いたい。

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