アメリカ名司会者オプラ・ウィンフリー嬢、南アフリカに47億円を投じて女子校開設

2007年01月06日 11:30

オプラ嬢と生徒たちイメージアメリカでもっとも人気があるとされるトークショー「The Oprah Winfrey Show」の番組司会者で、アフリカ系アメリカ人では一番のお金持ちともされ(フォーブズ誌による)、世界に与える影響力がもっとも大きい人物の一人(タイム誌による)ともいわれている名司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)嬢。彼女が資材4000万ドル以上(47億円以上)を投じて南アフリカに建設した女子校が1月2日に開校した(【発表リリース】)。彼女は(学校開設を通じて)アフリカにおける女性の立場を変えたい(Oprah wants to change view of women in Africa)としている。

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開校式には南アフリカの前大統領マンデラ氏も出席し、「彼女は(入校した)少女たちだけでなくこの国の未来にも私財を投じてくれた」と感謝の意を述べた。最初に入校したのは低所得家庭の出身で成績優秀な152人。今後4年間で450人までに生徒数を増やす予定。

南アフリカでは公的資金で創られた学校の多くが、白人に有利なルールのもとで運営されていて、黒人居住区にある公立学校の多くは先生など指導側のサポート不足に悩まされ、混乱に満ちあふれていた。

オプラ氏は開校に伴い、「私はこの学校の創設によって、彼女らの人生が変わることを知るでしょう。そして彼女らは自分たちの家族だけでなく国そのもの、そして世界中に自分たちが得た恩恵を広めることになるでしょう(I know that this Academy will change the trajectory of these girls' lives," said Oprah Winfrey. "They will excel and pass their excellence on to their families, their nation, and our world.)」とコメントし、学校設立の意義を訴えている。

また、教育機関の設立については、

「私は、世界の状況があまり思わしくない状態にあるのは、政府の指導力不足によって学校や教育部門に関する整備が十分でないことがもっとも大きい原因だと思います。それは何もアフリカだけに留まりません。長い目で見て、もっとも有益な『状況改善』のための方策は、子ども自らが自分自身の力と可能性を自然に見つけ出すように、機会と教育を与えてあげることなのです。
“I think the reason not just Africa but the world is in the state that it is is because of a lack of leadership on all levels of government ... and particularly in regard to schools and schooling for poor children.The best way to effect change long term is to ... give children exposure and opportunity and nurture them to understand their own power and possibility.”」


オプラ氏はその知的能力の高さやカリスマ性だけでなく、「人物」としても出来た存在であることで知られている。今回の行動や発言、さらに氏の【公式サイト】で語られている多種多様な提言を読んでもその人物評価が納得できることばかりである。彼女の公式サイトのトップページにあるメッセージ「Building a Dream」(夢を形作ろう)という一言ですら、彼女が語ることによって重みのあるものとなるから不思議だ。

人物やカリスマ性、頭脳の明快さ、資産、その他数え上げればきりがないポイントで、「飛びぬけてデキる人」とはまさにこのような人のことを指すのだろう。

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