バナナで釘が打てるマイナス40度の冷却ガスで虫コロリ!ライオン「バルサン 氷殺ジェット」3月6日発売

2007年01月19日 12:30

時節イメージ[ライオン(4912)]は1月17日、マイナス40度の強力な冷却ガスなどで害虫を「退治」する家庭用殺虫スプレー「バルサン 氷殺ジェット」を3月6日に発売すると発表した(【発表リリース】)。農薬などの殺虫成分を含まない殺虫スプレーは日本国内では初めてだという。

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殺虫スプレーの需要は増えているものの、「スプレーした殺虫成分の人体への影響」「使用後のにおいや汚れ」などが気になる点として問題視されており、ライオンでは今回それらの問題を解決するために「殺虫成分を使わない殺虫スプレー」という、トンチ話のような商品の開発が行われた。

結論として導き出されたのは、「マイナス40度の強力冷却で瞬時に虫を退治する」というもの。具体的には

1.スプレー直後に気化する成分が気化熱を奪いながらガス化。マイナス40度の冷却ガスとなり虫に届く。
2.液体の冷却成分が虫の体表面に付着して虫の熱量を奪いつつ揮発する。


というダブルパンチで熱を奪い、虫を「退治」する。

殺虫成分が無いので閉め切った部屋でも使え、体への影響を気にすることもないという。なお有効射程距離は50~60センチ。噴射角度の違いでユスリカ、ショウジョウバエ、チョウバエなどに使う「バルサン 飛ぶ虫氷殺ジェット」と、カメムシ、クモ、ムカデ、ゲジ、アリ、ダンゴムシなどに使う「バルサン 這(は)う虫氷殺ジェット」の2種類が用意されている。ゴキブリにも使えるとのこと。

表面張力の仕組みから、ゴキブリには洗剤液も良く効くことが知られているが、これとて(殺虫剤と比べれば楽だが)後始末などそれなりに問題がおき得る。その点今回発売される「氷殺ジェット」は殺虫成分を使っていないので、その心配も要らないようだ。

殺虫スプレーの場合、虫の種類によって効く殺虫成分が異なり、それぞれ別のスプレーを用意しておかねばならない場合が多い。いざ目の前に害虫が現れても「この虫に有効なスプレーはこれじゃなくて、それじゃなくて……」と迷っているうちに、肝心の虫が逃げてしまうこともよくある話。今回の「氷殺ジェット」なら噴射角度の違いで種類わけしているだけなので、そのような「適合するスプレー探し」で迷い、機会を逃してしまう心配はなさそうだ。

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