「シルバニアファミリー」は1985年にエポックが発売して以来、日本だけでなく世界各国で老若男女、特に女性から幅広く愛されているおもちゃシリーズ。今回製作されるのは3D-CGアニメーション「シルバニアファミリー」としてのもの。豊かな自然に囲まれた「シルバニア村」で暮らす動物たちが織りなす、心温まる物語が展開される。今作では原作となるおもちゃが持つ世界観と｢自然・家族・愛｣のテーマを3DCGならではの生き生きとした表現でアニメーション化する。

製作委員会に参画するのは伊藤忠の他にエポック、コロムビアミュージックエンタテインメント、小学館。幼児から小学校低学年の子どもたちを対象にしているが、大人にも十分に楽しめる内容で、アニメを通して家族のコミュニケーションが深まる作品になっているという。委員会ではこのアニメについて、「シルバニア村｣で暮らす動物たちが活躍する姿を通して、子どもたちが新たな発見をし、自然に成長して欲しいという願いをこめて作ったとのこと。

また「シルバニア」製作委員会では今回作成したアニメを日本国内だけでなく海外のテレビで放送したり、DVD販売へと拡大させ、キャラクター商品の展開とともに「シルバニアファミリー」の世界を広げていく方針だという。まずは6月20日にDVDで3タイトルを発売。2010年度までに13タイトルもの製作を目標とするとのこと。

殺伐とした出来事が多い中で、「シルバニア村」で暮らす人々のほのぼのとした、優しいぬくもりが多くの人たちの心をいやすことだろう。3DCGアニメでどこまであの柔らかさ・やさしさが再現できるかみものだ。

(c)2007 EPOCH/ITOCHU/COLUMBIA/SHOGAKUKAN

(最終更新:2013/09/13)