日本製紙(3893)、光触媒を利用した「空気清浄カレンダー」を今春に発売へ

2007年01月03日 20:00

【オリコンスタイル】が報じたところによると、【日本製紙(3893)】は今年春にも、光触媒効果を利用した空気を清浄化するカレンダーを発売する。カレンダーに光を当てることで化学反応が生じ、空気のにおいの元や化学物質が分解されるという。

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この「光触媒」効果を発揮する用紙は、先に【空気清浄効果付「光触媒新聞用紙」を入手】【空気清浄効果のある新聞用紙「光触媒新聞用紙」を日本製紙と読売新聞が共同開発】でも報じたもの。光触媒である酸化チタンをコーティングした用紙で、太陽などの光(紫外線)のあたるところに置いておくだけで、臭気成分を分解し、空気を浄化することができるという。

光を当てると化学反応を起こす物質を「光触媒」と呼ぶが、この触媒の働きを利用すると、空気中の有機化合物やシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド、さらにはタバコのにおいの成分であるアセトアルデヒドが分解できるという(【日本製紙サイト内説明ページ】)。電気などのエネルギーをまったく必要としないのも利点の一つ。

先の記事に掲載した当時は新聞紙にコーティングしたものが展示されていたが、今回はカレンダーの用紙に用いたわけだ。考えてみればカレンダーは一年中一定の場所に固定して置かれ続けるもの。一過性の新聞と比べれば、空気清浄の役目を果たすにはもってこいである。

日本製紙サイト内の光触媒に関するページには具体的な空気浄化率などが記載されていないので、どれだけの空気清浄効果があるのかは分からない。しかし、放っておいてもホルムアルデヒドやタバコのにおいを少しでも無くしてくれるのなら、使ってみない手はないだろう。具体的な発表が楽しみだ。

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