デニーズなど外食産業を統合、新ファストフードやレストランも?・セブン&アイ・ホールディングス(3382)、3子会社を統合し外食系新子会社を設立

2007年01月10日 07:30

セブンイレブンやイトーヨーカドーなどを経営する持ち株会社【セブン&アイ・ホールディングス(3382)】は1月9日、同グループ内の外食部門会社である「デニーズジャパン」「ファミール」「ヨーク物産」の3社を統合し、新会社「セブン&アイ・フードシステムズ」を新設すると発表した(【発表リリース、PDF】)。この会社はセブン&アイの100%子会社となる。

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まずは「セブン&アイ・フードシステムズ」を1月10日に設立。その上で既存3社を3月1日に「セブン&アイ・フードシステムズ」の100%子会社化、さらに9月1日には新会社が3社を吸収合併する予定。
収合併する。

リリースによると今回新設された会社では「外食事業集約による事業領域の強化と拡大」「外食事業における多業態化ノウハウの共有」「機能集約による効率化」などを目指している。一言でまとめれば「外食産業子会社をまとめてムダを省こう」というもの。なお2006年2月期における3社の営業収益は約1240億円・店舗数は1060店。

コンビニ業界各社をはじめとする小売業全体で(個人消費の伸び悩みから)売上低迷が続いている昨今、各社は顧客層を広げたりネット通販に重点を置いて対応している。今回のセブン&アイの外食事業集約の動きも、現在の状況を受けてのものだろう。特に外食事業のノウハウを用い、新しい業態のレストランの開拓や、法人・公共施設への給食の展開、ファストフード店舗の新規開発などが期待できよう。

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