Wiiの「リモコンミサイル」、家電や壁を撃破中!?

2006年12月05日 12:30

ゲームイメージ先日日本でも発売された[任天堂(7974)]の次世代家庭用ゲーム機『Wii』だが、それより早く11月19日に発売されたアメリカにおいて、一つの問題がアメリカで話題になっていると【NIKKEi NeT】において報じられた。Wiiのリモート・コントローラーが「ミサイルのように」飛んで、家財を損壊したという情報があちこちで報じられているというのだ。

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Wiiのセールスポイントのひとつにあるのが、ようかん、あるいはヌンチャクのような形をしたブルートゥース搭載のコントローラー。加速度センサーも内蔵し、コントローラーの立体的な動きをWii本体に送信できる。単なるパッドでのボタン押しよりもはるかにリアルでスムースな移動情報がゲームに反映できることになる。

しかしこのコントローラーでのゲームに夢中になるあまり、コントローラーが手からすっぽ抜けて「ミサイル」となり、壁やテレビなどの家電に衝突、それらに被害を与えてしまったという報告が相次いでいる。これは説明書にある通り手首にコントローラーを固定する専用ストラップをつけていたものの、勢いで引きちぎられてしまったという状況も多数含まれているという。

先に【アメリカ任天堂・Wiiのコントローラーの危険性と安全なプレイ方法を告知】でも報じたようにアメリカの任天堂でも念を押す形でコントローラーの使い方について注意をうながしたりしているし、元記事にもあるように日本国内では(経験を活かしてなのか)アメリカ以上に念入りに慎重に、ミサイル化しないよう注意深く告知を行っている。

今件についてはすでに多数の報告が動画投稿サイト【YouTube】にアップロードされており(版権と内容の真偽の確認が取れないのでリンクも含めて紹介はここでは差し控える)、多数のサイトでその状況が伝えられていた。今回、日本国内の大手報道機関である日経でも記事として掲載されたのが確認されたので、改めて当方でも話として紹介することに相成った。中には「壁は壊れたがコントローラーは無事。なんてWiiのコントローラーは丈夫なんだ」と皮肉混じりに賞賛するところもあった。

ストラップそのものが不良品でない限りにおいては、それがぶち切れるほどの勢いで振り回したりするほど、ゲームに夢中になっているということも容易に想像できる。また、コントローラーに限らず身体を使うすべての周辺機器において、身体やその周囲に影響を及ぼす可能性は皆無とはいえない。例えばファミリートレーナーでプレイしていて腰を痛めたとか、振動機能付ジョイスティックで遊びすぎて腱鞘炎になったとか、などなど。ごく普通のコントローラーでも連打をしているうちにつき指してしまったり、目が疲れてしまい視力が落ちたり、睡眠不足に陥ってしまう、などということもあるだろう。

要は「そんなことを言い出したらキリがない」ということなのだが、それでもこれだけ短期間に多くの人が同じような症状(ミサイル化)を訴えている以上、任天堂側でも何らかの対応を打つ必要が出てくるかもしれない。例えば【かつて2000年に『マリオパーティー』に熱中しすぎで手に怪我をした人が訴訟を起こした件で85億円を出して手袋を無料配布した(マネックスブログより)】のように、手袋などの配布を行うか、Wii本体の付属品として次回生産分から同梱させる、ということも考えられる。

すでにアメリカでは便乗商品として、滑り止めの手袋などがWiiの周辺機器としてサードパーティーから発売され、好評を博しているとのこと。それだけ熱中する人が多いというあかしでもあるだけに、任天堂では複雑な気持ちで今件の対処について思案しているに違いない。

とりあえず(笑)アマゾンで「すべり止め」「手袋」の検索条件に一致する商品を下に並べておいた。何らかの「手」助けになれば幸いである。

(最終更新:2013/09/15)

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