「怪盗アンデス」が遅刻して……今年の漢字変換優秀作品発表

2006年12月26日 09:30

時節イメージ【財団法人 日本漢字能力検定協会】は12月25日、2006年度の楽しい漢字変換ミスをネットの投票で決めていく「年間変換ミスコンテスト」の投票結果を発表した。それによると最優秀作品である「年間賞」には「遅れてすいません。回答案です」が誤変換した「遅れてすいません。怪盗アンデス」が選ばれた。

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今回のコンテストには2005年10月から2079作品もの応募があり、その中から22作品がノミネートされ、ネット上での投票が行われた。それらの作品は【応募ページ】に一覧が掲載されているが、ワープロ上の漢字変換という技術があればこその、ユカイな誤変換で、思わず笑いを誘うものばかりがリスト化されている。

最優秀作品に選ばれた「怪盗アンデス」は、

「遅れてすいません。回答案です」
→「遅れてすいません。怪盗アンデス」
……深夜、終電間際に会議の資料を仕上げ、あせってメールした際、タイトルを確認せず送信してしまい、こんなことに・・・。「怪盗が遅刻しちゃだめだろう」「腰の低い怪盗だなあ」などとみんなに大笑いされました。とほほ。


という、間違って使って送ってしまい、その後のトホホエピソードと共に語られている。ほほえましい話ではあるが、その後この人のビジネスがうまくいったかどうかは定かではない(笑)。

このほか人気が高かった作品としては、「お客様用トイレ」という文が、客が迷ってうろうろする意味になってしまった「お客彷徨うトイレ」、「もうそうするしか方法がなかった」という文が、「妄想するしか方法がなかった」と変に想像を膨らませる意味に変わってしまった作品などがある。また、当方(不破)が個人的に気に入ったノミネート作品としては、

・「フウセンカズラ」→「風船かズラ」(どちらも飛んでいかないでー!)
・「アマガエルって飼えるかなあ?」→「アマガエルって蛙かなあ?」(「そりゃ蛙でしょ!」子供達がかわいいアマガエルを見付けた時、パパにメールしたら……)
・「マイセン陶器の展覧会があるんだ」→「マイ戦闘機の展覧会があるんだ」(友達がマイセン陶器が好きなので,展覧会があることを知らせようとして間違ってしまいました。大笑いされました。)


などがある。日本漢字能力検定協会では「パソコンやメールでの文章の作成が社会に広く浸透しているが、こうしたイベントを通じて、漢字を正しく使うことの重要性を再認識してほしい」とコメントしている。

サイトやメールなどでの漢字の誤変換は(当サイトでも当方が時々しでかすように)いつ何時起きるか分からないし、結構気がつかないことが多い。そして本人はその気がまったく無いのに、見た人を笑いに誘うものが多々生まれることがある。

ただし場合によっては「状況にマッチして相手もミスと気がつかず」「誤解を与える」誤変換も無いとは言えない。やはり注意をするにこしたことはないだろう。


(最終更新:2013/09/14)

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