もらって嬉しい、けど食べられないスイーツに注目!?

2006年12月21日 19:35

グルメタオルイメージ今日[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]のニュース番組でちょっと気になる小特集が放送されていた。「プレゼントは食べられないデザート」というタイトルなコーナーで、クリスマスもまもなくという今日この頃、注目を集めているプレゼント・デザートを紹介したものだった。タイトルを目にした限りでは「スイーツだから人気があるのは分かるが、何で食べられないのをもらって嬉しいの?」という疑問が沸いてきた。外人さんにもウケのよい、ロウ製の食品サンプルだろうか、それにしては年末年始のプレゼントに食品サンプルというのも変な話だな、と思ってはいたが……。

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紹介されていたのは「”ユニークな”食べられないデザート」の数々だった。そもそも食べられないものを「デザート」と呼ぶのはどうか、という夢のない突っ込みはさておき。

●アイスなお風呂石けん「バスイング」
最初に紹介されたのは、東京・青山にある【バスイング(Bathing)】という店だった。映し出されたのは「サーティワンアイスクリーム」にあるような、長方形のケースに詰められた色とりどりのアイスクリームのようなもの20種類以上。お客の指示に従い、店員がアイスクリーム専用のお玉のようなスプーンでケースの中からすくい上げ、専用の透明なカップに納めていく。見た目はまったくのアイスクリーム以外の何物でもない。

バスイングのサイト。アイスクリームに見えるさまざまな「商品」の写真があるが、実はこれらはすべて……
バスイングのサイト。アイスクリームに見えるさまざまな「商品」の写真があるが、実はこれらはすべて……

ところがこれらはすべてみな「石けん」なのだという。実物を目の前で見れば香りなどである程度アイスクリームではなくて石けんだと分かるのではと思ったのだが、映像では味見ならぬ香りのチェックも出来るとのことで実際に「香り」を確かめたお客が「ケーキのような甘い香り」とコメントしていた。案外、香りでも判別しがたいかもしれない。

このアイス石けん、カップから使う分だけスプーンなどですくい、タオルなどに含んで水と一緒にもみこみ、泡立てて使うとのこと。あわ立てると甘い香りが広がるという。100グラム520円から740円。1カップに納められた石けんで二週間程度使える。間違って冷凍庫に保管してしまったり口にしてしまいそうなほど、アイスに似ている。それだけに、インパクトがあるのは間違いなく、オシャレで深い印象を与えるプレゼントとして最適なアイテムといえるだろう。

●飾ってよし、使ってよしの「グルメタオル」
次に紹介されたのは、『シャディ』から発売されている【おもしろグルメなタオル】の数々。見た目はジャムやハンバーガー、ポテト、シェイク、ケーキや和菓子、果てはサンドイッチやショコラのような軽食類なのだが、実はそれらはすべてタオルをきれいに折り込んでそのように見せたもの。放送でもケーキセット入れのような箱に収められた数々のショートケーキ、に見えるタオルたちを前に、もらった人は大喜びをしていた。

ハンバーガーやポテト、ケーキなど、これらはすべてタオルだったりする
ハンバーガーやポテト、ケーキなど、これらはすべてタオルだったりする
タオルセット
たとえばこれは洋菓子に
見えるタオルセット。
贈る方も貰う方も嬉しくなる。

キャッチフレーズは「カロリーゼロのスイーツたち」。確かに食べられなければカロリーがあるわけがない(笑)。遊び心120%で、もらった人も大喜び。インテリアとして飾っておくのもよいし、むしろあけてタオルとして使うのがもったいないような気さえしてくる。

●ケーキをかたどった花のアレンジメント

花のアレンジメント
花で作られたケーキこと
フラワーパティエ。
もちろん観賞用。

最後に紹介されたのは『日比谷花壇』で提供されている、ケーキの形をした花のアレンジメント。季節ごとにテーマを決めて花のケーキを販売しているという。もちろんケーキのように見えるだけであり、食べることはできない。今の季節、クリスマスをテーマにし、赤いカーネーションに白いバラをアクセントとして加え、ケーキに見立てている。一日一度水をあげることで一週間程度はケーキとしての形を保つという。

購入者のコメントにもあったのだが、普通のものより相手を(良い意味で)喜ばせる、びっくりさせるようなのが無いか、という「サプライズ・プレゼント」として面白い。花そのものはロマンティックなところがあるが、ケーキの形をした花を贈ることで、一味違うインパクトを与えることができるだろう。


放送ではまとめとして、元々今回取り上げられた石けんやタオル、花などは贈り物の定番として不動の地位をキープしていたが、ここ最近はそろって売上を落としているのだという。その中で今回紹介したアイテムたちは個性的づけをしたおかけで、予想以上の売上を上げているそうな。

確かに単なるプレゼントとしてよりも、相手の喜ぶ顔を見たいというシチュエーションの場合、このような付加価値付の贈り物の方が選択肢としてはよいものがある。個人的には石けんはもったいないし花は柄ではないが(笑)、タオルなどは素直に感性に訴えかけるものがあったし、贈る方も貰う方も嬉しい。話のネタとして会話も弾むことだろう。こういう発想はどんどん賛美賞賛するべきだ。


(最終更新:2013/09/02)

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