金融庁、大和証券に一部業務停止命令

2006年12月02日 12:45

株式イメージ先に【大和証券、本日12月1日にも金融庁から行政処分へ】で報じたように【金融庁】は12月1日、証券取引等監視委員会の勧告に基づき、【大和証券(8601)】に対して一部業務停止命令などの行政処分を行った(【発表リリース】)。

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これは【フジプレアム(4237)】株式に関連し、インサイダー取引を黙認して注文の受付をしていたことが分かったためによるもので、業務停止命令は違法行為を行った大和証券姫路支社が対象。12月19日から20日の2日間、信用取引の反対売買などを除く有価証券売買の受託を禁止することになる。インサイダー取引の黙認を対象にした行政処分は今回が初めて。

また、金融庁は大和証券に対して業務の改善と是正命令を行った。対応状況を来年1月4日までに提出するよう命じている。これに対して【大和証券ではコメントを発表(PDF)】。「この度の行政処分を厳粛に受け止めますとともに、グループ全体の法令遵守と内部管理を徹底し信頼の回復に努めて参る所存です。弊社株主の皆様ならびに関係の皆様にご迷惑をおかけ致しましたことにつきまして、改めて深くお詫び申し上げます」としている。

今回の不祥事が姫路支社の一部の社員による独断のものなのか、それとも「大和証券全体の雰囲気」の中で自然に行われたものなのか。それは今後提出される報告書などで明らかにされることだろう。

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