【更新】まだ間に合う? 12月権利確定優待銘柄のチェック

2006年12月22日 12:30

株式イメージ[産経新聞]において、12月末に権利を確定する銘柄に関するコラムが掲載されていた。特に株主優待として自社商品などを提供する飲料品メーカーに注目が集まっているという。曰く「配当と優待で一挙両得」とのこと。

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具体例として挙げられた銘柄と、その優待をピックアップしてみよう。

北海道コカ・コーラボトリングの優待
北海道コカ・コーラボトリングの優待。
自社商品詰め合わせ3000円相当。

【キリンビール(2503)】
 酒類、清涼飲料、ビール・清涼飲料のセットか、勝ち組Tシャツ、いずれか。あるいはエコロジー募金への寄付。
【アサヒビール(2502)】
 自社商品特選ビール詰め合わせ(100株以上で1000円相当、1000株以上で2500円相当)。環境保全活動への寄付に差し替えも可能。
【サッポロホールディングス(2501)】
 ビール贈答券(350ml缶×2)を1000株以上で3枚、5000株以上で5枚。
 (その他ライオンチェーン店割引券など)
【三国コカ・コーラボトリング(2572)】
 自社商品詰め合わせ。100株以上で6本、500株以上で12本、1000株以上で24本。
【北海道コカ・コーラボトリング(2573)】
 1000株以上で自社商品詰め合わせ3000円相当。
【コカ・コーラウエストホールディングス(2579)】
 500mlPET製品4本と交換できるギフト券を100株以上で3枚、500株以上で4枚、1000株以上で6枚、5000株以上で12枚。
【コカ・コーラ セントラル ジャパン(2580)】
 1株以上で2880円相当の自社商品。


これらの銘柄では12月末日に権利を取得していれば優待・配当を得ることができる。ただし12月の最終日に買えばよいのではなく、4営業日前の12月25日中に株主になっている必要がある。25日の場が終えた時点で株主の状態を維持していればよく、例えば26日の朝一で売却しても、12月の権利獲得の上での問題は無し。元記事ではこの権利を獲得するために、「優待ゲッター」による買いが12月に入って集まるという話が紹介されている。

ビールとコーラの銘柄が12月決算締めというのも面白い傾向だが、理由は不明。また、コカ・コーラを冠する銘柄のうち、実は【日本製紙(3893)】の子会社だったりする【四国コカ・コーラボトリング(2572)】だけが3月末決算というのも興味深い。

上記に挙げた「飲み物系優待付銘柄」のうち、特にコーラ系は配当利回りも高く業績も安定している。身近な商品ということもあり、中長期投資家の間からは人気が高い。株価が気候に左右されるきらいもあるが、定期預金+年に一度(場合によっては二度以上)の贈り物を得られる「ちょっとリスクのある金融商品」と割り切って投資対象にするのもアリだろう。

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