メールアドレスを2個以上持っている人は7割

2006年12月07日 12:30

インターネットイメージ【NIKKEi NeT】【マクロミル(3730)】を通じてネット経由で調査したところによると、仕事以外でパソコン用電子メールを利用している人の67.8%が、私用目的のメールアドレスを2つ以上所有していることが明らかになった。ただし、1回、あるいは数回しか使わない、「使い捨て」感覚で無料のメールアカウントを取得したことがある人も37.4%いた。

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これは18歳以上のネット利用者993人に対して行った調査結果であり、「ネットを利用している」ことが前提となる。そのため、「全体に占める割合」ではないことに留意する必要があるものの、相当数がネット上の顔・個人を識別する判断材料となる「メールアドレス」を複数持っていることが分かる。

回答者のうち、メールアドレスを仕事以外の目的でいくつ利用しているかという質問には次のような回答が得られた。

・1個……32.1%
・2個……33.5%
・3個……18.6%
・4個……6.5%
・5個以上……9.2%


通常はネットに接続するための接続業者(ISP)からは連絡用などにメールアドレスを1つ以上配布される。また、各ポータルサイトなどで無料で使えるメールアカウント取得サービスなどが普及したことにより、メールアドレスを複数持つことが当たり前のようになったようだ。また、ウェブブラウザ上でメールの送受信ができるウェブメールサービスも、メールアドレスの複数化に拍車をかけているようである。

また、無料と手軽さからか、使い捨てを前提にしたメールアドレスの取得も普及しているようだ。回答者の80.7%がこの使い方を知っていて、そのうち46.4%・全体の37.4%が実際に「捨てメアド」を使ったことがあるとしている。

「捨てメアド」や送受信の内容によって使い分けるため、メールアドレスを複数持つことはごく当たり前になってきているという推測がこの調査結果からはうかがえる。まるで「TPOによって服装や態度を使い分ける」ようなスタイルで、メールアドレスが個人情報しいては各個人自身を代弁しているかのような感じすらうかがえる。もはやメガネと同様に「メアドは自身の一部です」ということなのだろう。

とはいえ、それぞれのメールアドレスのパスワードやアクセスするための諸般設定をそれぞれ覚えるには難儀するのも事実。気軽に取得できるからといって、次々に新しいメールアドレスを作っていると、管理しきれなくなることも考えられる。注意したいところだ。

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