ゲームセンターが新しい「おじいちゃんおばあちゃんの憩いの場」に!?

2006年11月16日 06:30

ゲームイメージ【十勝毎日新聞】の報道によると、従来「若者の社交場」としてのイメージの強いゲームセンターで、最近パチンコや競馬などのメダルゲームに興じる高齢者の姿が目立っているという。弁当持参で閉店まですごす常連客もいるとのことで、同記事では「高齢化社会の一面」と分析している。

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元記事によると、高齢者の姿がゲームセンターで目立つようになったのは去年の夏ごろからだという。お弁当やペットボトルを持参し、午前10時の開店から閉店の午後9時までずっと遊んでいる客もいるとのこと。取材を受けたゲームセンターでも「お年寄りの数が今後増えるのは間違いないから、今後は平日にお年寄り向けサービスも検討したい」とコメントしていたのが興味深い。

別のゲームセンターでも同じ現象が見られ、常連客の中に60歳代の高齢者が目立つようになったとのこと。一日3000円前後のお金をメダルゲームで費やすという。常連客いわく、

「定年になり、家にいても退屈。昔のようにパチンコ店で遊ぶ金の余裕はなく、ここにくれば気軽に楽しめる」
「年金暮らしのささやかな楽しみ」


と、ゲームセンターを憩いの場としている理由を述べている。

【セガ(6460)】でもこの動きを承知しており、お年寄りは市場として見逃せない存在だから、今後対応するサービスを考えねばならない時期に来ているとコメントしていた。

確かに当方(不破)が外回りや休みをもらって外出した際にゲームセンターやその類(デパートのゲームコーナー)のところに顔を出すと、以前は外回りをしているサラリーマンと子供づれの主婦だけだったのが、最近ではペットボトルを手に持った老夫婦などのお年寄りが目につくようになった。記事にもあるように、メダルを投入してバランスを崩し、山盛りのメダルを崩して穴から落としてゲットするという、メダルゲームに興じている姿を見て「時代も変わったのかな」と感じてはいたのだが、それが今回の記事で裏づけられたことになる。

すでに何度と無く報じているように、コンビニの【ローソン(2651)】では「ローソンプラス」としてお年寄りが利用しやすいタイプのコンビニを、コミュニティを形成するスタイルで提案している。「遊びセクションとしての場の提供」ということで、ローソンプラスにゲームセンターの要素を付加すれば、プラスの相互作用を生むような気もするのだがどうだろうか。

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