mixi、招待メールを装った迷惑メールが出回っていることを発表

2006年11月25日 10:00

mixiイメージ日本最大規模のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)運営の【ミクシィ(2121)】は11月24日、11月23日頃から【mixi】への招待メールをよそおった悪質な迷惑メールが出回っていることを明らかにし、注意をうながした。具体的な誘導先は明らかにされていないが、ワンクリック詐欺やパスワードの不正入手などの問題が懸念されている。

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会員向けリリースによると、今回明らかになった迷惑メールでは、「mixi(裏)運営事務局」となのるところからのメールで、さる人物がmixi(裏)(ミクシー)への招待をしているという内容。そのmixi(裏)(ミクシー)とは「日本初のソーシャルネットワーキングサイト」で、mixi同様のうたい文句が延々と書き連ねており、フッター部分にはコミュニティ・エンターテイメント mixi(裏)(ミクシーウラ)と丁寧に読み仮名まで記載されている。

すでにいくつかのブログではそのメールに関する言及がなされているが、一部公開されているメール内容に記載されているURLの一部を見ても、「どうみてもmixiのそれとは別物じゃん」というもの。「日本初のソーシャルネットワーキングサイト」という表記からしてすでに【日本広告審査機構(JARO)】に突っ込みを入れられても文句が言えないコピーを使っているあたりもいかがわしい(サービスじゃなくてサイトだから良いじゃんという言い訳でもするつもりなのだろうが)。スットコな情報商材や妖しげなアダルトサイトにありがちな、「今流行のキーワードをもじって誤解させ、インチキサイトに呼び込ませよう」という魂胆が見え見えである。

また、会社名として「株式会社ミクシー(裏)」を名乗り、上場会社であるミクシーと誤解させるような表記をしている以上、商標法などの法律に抵触していると指摘されても反論はできない。

こういうインチキ宣伝は、宣伝先である自分(と関係のあるところ)を明らかにしなければならない、意味がないのが最大の特徴。今件も誘導先をURLで指定している以上、何らかの動きがあればすぐに関係方面が動き出すことだろう。個人が行い、「いたずら心で」と弁明しても、それで済まされるような問題でないことだけは確かである。

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