報道によると両社は顧客規模を拡大し新たなサービスを提携するため、包括的な業務提携で基本合意に達した。具体的には11月8日から成田空港の全日空ラウンジでみずほ銀行がドル・ユーロ・人民元の両替サービスを提供。さらに会員数250万人のみずほマイレージクラブと1500万人のANAマイレージクラブの双方で共同キャンペーンを実施するなど、マイレージ機能の融合を図ることになる。また、全日空のファーストクラスなどの利用客にみずほ銀行の金融商品を販売するなど、両社の顧客を紹介しあうことも検討していくという。

現在両社からは正式なコメントや発表は(公式サイトや東証での開始情報閲覧サービスも含め)行われていない。本日中に何らかの形で発表されると思われる。

公的資金による「国からの借金」も返済し、体力をつけてきた大手銀行。今後さまざまな分野の他業種と手を結び、事業を展開していくことが予想される。今回の動きもその流れをくむものだろう。今回の業務提携は大手銀行と航空会社間では初の包括的提携であるだけに、注目したいところだ。