「脳トレ」関連が今年の話題・注目商品トップ、電通(4324)発表

2006年11月29日 12:30

[電通(4324)]は11月28日、【消費者が選ぶ今年の話題・注目商品ベスト10(PDF)】を発表、その中で今年2006年の話題や注目を集めた商品のトップに、脳の活性化をうたい文句にしたゲームソフト、パズルなどの脳トレーニング関連商品がついたことが明らかになった。

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これは今年の11月、15歳以上の1000人からインターネットで得た回答を元に傾向をまとめたもの。それぞれの商品の具体的得票数は公開されていない。リリースによると2006年の話題・注目商品ベスト10は次の通り。

1位……脳トレーニング関連商品
2位……大画面薄型テレビ
3位……『ダ・ヴィンチ・コード』
4位……HDD付DVDレコーダー
5位……高性能携帯ゲーム機
6位……FIFAワールドカップドイツ大会
7位……冬季オリンピックトリノ大会
8位……WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
9位……音楽プレーヤー付携帯電話
10位……ワンセグ対応携帯電話


予想通り、『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』をはじめとする、お手軽でためになりそうな「脳をトレーニングするタイプのゲーム」がトップについた。また、比較的手が届きやすい価格帯になった大型・薄型テレビや携帯ゲーム機など、「手に入りやすくなったもの」「モバイルなもの」が多くを占めているのがポイント。

リリースでは上位陣の商品(でないのも含まれているが)の傾向として、個人が主役になれる可能性を見出せるものという、まるでロールプレイングゲームの「誰もが主役」のコピーに当てはまるようなものであるとした上で、「消費2.0~誰もが参加、誰もが主役。」と銘打っている。

何でもかんでもすぐに「2.0」をつけるのは「業界」な人たちの悪いクセだが(笑)それはともかくとして、人気を集める商品の魅力としては次の5項目が挙げられる、とリリースでは推論している。

・ドラマ展開力……プロセスがドラマと価値を創造
・マッシュアップ力……編集で相乗効果
・アイデンティティー共鳴力……自己の存在を確認できる「居場所」を提供し絆を深める。「ボクはここにいてもいいんだ」
・カラダ深化力……機能性から感性、カラダ中心のコンセプト
・バリュー精査力……満足度は本人の費用対効果で計測


さらにリリースでは来年流行るであろう商品やイベントなどについて予想をしているが、すでに現段階ではやりまくっているものもあり、「ナニを今更」といった感のものも多い。とはいえ、半ば「ブームをクリエイト」する広告代理店のトップを行く電通の発表なだけに、その方向性は確証度の高いものとして見てもよいだろう。


(最終更新:2013/09/15)

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