ロイター通信がネットゲーム「Second Life」内に支局を設立~1

2006年10月17日 19:30

「Second Life」内ロイター支局イメージ先に何度か当サイトでもお伝えした、アメリカのビジネスライクな展開も楽しめる自由度のきわめて高い多人数同時参加型ネットワークゲーム【Second Life(セカンドライフ)】に、世界的権威を持つ通信社である【ロイター通信】の支局が誕生した(【発表記事】)。これまでにもネットワークゲーム内に雑誌社などがイベント的に支局・支社を名乗って根拠地や住宅を構えることはたびたび行われてきたが、ワールドワイド的な報道機関が大真面目にゲーム内に「支局」を設ける話は前代未聞であり、異例中の異例な出来事といえる。

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「Second Life」内ロイター支局支局長Adam Pasickのキャラクタイメージ上記発表記事では「10月16日ニュースダイジェスト」として他の記事の中に混じって

ロイターグループの技術担当記者であるイギリス・ロンドン在住のAdam Pasickが、通信社としては初の「ネットワークゲーム内支局」を『Second Life』内に開設しました(Adam Pasick, a Reuters Group Plc technology reporter, is heading up the news agency's first virtual news bureau inside the online role-playing game Second Life.)


とある。

また【プレスリリース】によると、ロイターでは『Second Life』を世界の中でももっとも有力で名を知られている仮想世界経済システムであるとした上で、 今回支局を設置したのはニュースや情報を配信する、新しいデジタル世界においても展開を模索するロイターの次世代に向けた戦略の一つであると語っている。

「Second Life」内ロイター支局
「Second Life」内ロイター支局のようす。スクリーンに最新ニュースのビデオを映し出したりニュースをチェックしたりなど、本物の通信社支局のような設備が整えられている

ロイターのCEO、Tom Glocer氏は

ロイターでは革新がすべてであり、それは新しい技術であり聴衆でありそしてニュースの提示方法である。『Second Life』では(この方針に従い)、ロイターの新世代の一部を担い形成していくことになる。同時にロイターはこの支局を通じて外の(現実世界の)情報・ニュースと『Second Life』内の情報・ニュースを相互にやり取りしていく。

(“Reuters is all about innovation - new technologies, new audiences, and new ways of presenting the news. In Second Life, we're making Reuters part of a new generation. We’re playing an active role in this community by bringing the outside world into Second Life and vice versa.”)


と語っている。

【→→その2に続く】

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