これは地球温暖化の影響で絶滅の危機にひんしているホッキョクグマについて、調査対象にしている2頭の母親グマの名前を日本から募集したもので、9月30日まで応募が受け付けられていた。

地球温暖化の影響で北極では大量の氷が失われ、ここ30年の間で日本の面積の4倍もの氷が溶けている。このままのペースでいくと今世紀末には夏の間、氷が完全に溶けてしまうのではないかとされている。当然北極に住むさまざまな動植物に影響が生じるため、WWFではノルウェーの研究所と共同で「Polar Bear Tracker　～ホッキョクグマ衛星追跡プロジェクト」を実施、ホッキョクグマに発信機を取り付けて追跡調査を行っている。今回名前がつけられたのはもっとも新しい2頭に対して。

応募には1790名もの人が参加し、数々の作品の中からSola(そら、すがすがしさ、雄大さ、汚れのなさなどを想起させる言葉)とYume(ゆめ、希望、望み、未来といった意味をこめて)が最終的に選ばれた。「そら」は12人、「ゆめ」は13人応募があり、その中から当選者にはWWFの認定証とホッキョクグマのぬいぐるみ(抽選で10人)が贈られるという。

両シロクマには名前負けしないようすくすくと育って欲しいものだ。

(最終更新:2013/08/25)

(C)WWF-Canon/Tanya PETERSEN