NY株式市場が終値ベースで過去最高値を更新、1万1866.69ドルをつける

2006年10月06日 06:30

アメリカの株式市場が高値を続けている。先に【NY株式市場が一時終値過去最高値を更新、1万1728.46ドルをつける】でも報じたように9月28日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が一時2000年1月14日に記録した終値ベースの最高値を更新してからも連日高値をつけていたが、現地時間の10月5日ダウは前日比16.08ドル高の1万1866.69ドルをつけた。なお、日本株式市場との連動性が高いといわれているナスダック市場も前日終値比で15.39ポイント高の2306.34ポイントと高値引けしている。

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高値が続いている理由は先にもあげたように景気の停滞不安がひと段落したこと、物価上昇の落ち着きで利上げ観測も後退していることなど、投資家心理への好印象要素が相次いだこと寄与していると思われる。また住宅指数が堅調なのも一因。さらにFRBのバーナンキアメリカ連邦準備理事会議長の発言で金利引下げへの期待が高まったのも大きい。しかしそれよりもむしろ、「ここまで勢いよくあげているのだからあるいはまだこれから」という、いわば「バスに乗り遅れるな」的な心理からの買いが値を吊り上げているとの観測もできる。

10月5日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均の値動きと過去の変遷
10月5日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均の値動きと戦前からの変遷

最近はアメリカ市場と日本市場の連動性が薄くなったといわれているが、それでもまったく無影響ではないことを考えると、本日の東京株式市場の動きも相当左右されることと思われる。ただ最近の過熱感への懸念も少なくなく、さらにその懸念が現実のものとなった時の影響も心配されている。日本では明日から連休に入ることもあり、ポジションの整理売りともあわせさまざま思惑による売り買いが交差することだろう。

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