ハワイの地震・停電も日本の地震も一目りょう然……世界災害緊急事態リアルタイム表示サービス「HAVARIA Information Service」

2006年10月17日 07:00

HAVARIA Information Serviceイメージ【にゅーあきばどっとこむ】に非常に興味深いサイトが紹介されていたので紹介。HAVARIA Information Serviceというもので、世界中の各種災害の状況が世界地図でリアルタイムに表示されるという、ちょっとSFチックなサービスだ。

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このサービス、どうやらハンガリーのブタペストからの提供のようで、ベースとなる言語はハンガリー語。本文の大部分は英語化されているが、それでも一部ハンガリー語のままの部分が残っていて、日本人にしてみれば何となく意味が分かるかな……という文章も見受けられる。それでもアイコンのビジュアルや英語部分を読めば大体のようすがわかるのはいうまでもない。

HAVARIA Information Service
HAVARIA Information Service全体図。ヨーロッパが中心にあるのはハンガリーのサービスからか。それにしても実に多くの「事件が現場で起きている」のがわかる。閲覧しているのはパソコン上からだけど(笑)

世界地図上にはそれぞれの状況に応じたグラフィカルなアイコンが映し出され、カーソルを合わせるとその概要が表示される。クリックするとその具体的な内容と現地の様子がグーグルアースのサービスから引用された衛星写真で映し出される。トップページには更新された状況の概要と詳細へのリンクが掲載され、常に世界のどこかで何かが起きていることを実感させてくれる。

ハワイの大停電レポート
ハワイの地震で発生した大停電のレポートを表示してみる。下部にはGoogle Mapで対応した場所が映し出され、臨場感を与えてくれる

対応している状況も多種多様。地震や大規模火災、火山の噴火はもちろんのこと、氷山の融解、感染症の流行、竜巻、鳥インフルエンザ、鉱山事故、果ては大規模自動車事故や化学工場での爆発まで表示される。大型台風にいたってはその形跡まで表示されるという念の入れようだ。

日本近辺のデータを少々見てみると、大型台風(18号)が接近中であることや最近北海道で起きた地震の状況を確認することが出来る。先日発生したハワイの地震やそれに伴う大停電のレポートも見つけることが出来た。

各新聞社や検索エンジンサイトからAPIやRSSなどのデータやサービスが提供されることで、このような面白い、役立つサイトが作られ、世に送り出されるのは非常に喜ばしいことだ。先の【goo】での機能【ニュースマップ】とリンケージさせれば、どれほど素晴らしいサービスが完成するのかなと妄想したくもなる。日本語版の供給、あるいは日本国内での類似サービスの立ち上げも期待したいところだが、どうだろうか。


■関連記事:
【gooで使える、リアルタイムで事件の「場所」を把握できる「ニュースマップ」】

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