イオン(8267)、ダイエー(8263)買収資金などのため1500億円もの公募増資へ

2006年10月18日 06:30

株式イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、【イオン(8267)】【ダイエー(8263)】との提携に向けて必要となる多額の資金を確保するため、1500億円規模の大型公募増資を近く行うことが明らかになった。

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イオンは公募増資で1500億円の資金を調達、このうちの500億円程度を用いて【丸紅(8002)】からダイエー株式の15%を、さらにダイエーから【マルエツ(8178)】株式の20%を取得する。増資については一部について海外でも調達を行うという。この内容は今日にでも発表するとのことである。

イオンはすでにグループ全体で1兆円にもおよぶ有利子負債を抱えており、今回の増資は借入金の増加によって財務体質を悪化させることなく資金を調達する狙いもあるものと思われる。

今回のイオンの増資により、売上高6兆円を超える巨大な流通連合の実現に向けてまた一歩前進したことになる。イオンはもちろん競合他社の動きや関連業界の動向もあわせ、小売業全体の業界再編成への流れも気になるところだ。

なお増資で得た1500億円の残り1000億円は、銀行開業の準備や、今年買収した不動産開発会社への投資費用にあてるという。

10月17日の終値2775円で1500億円から概算すると発行される株式数は約5400万株。現在発行済み株式数は約7億2540万株なため、約7%の株式が追加されることになる。財務体質に悪化はないだろうが既存株式の希薄化は十分に考えられよう。

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