任天堂(7974)、通期売上高15.6%増、純利益20.5%増の連結業績予想上方修正、個別中間期では前回予想の3.5倍の純利益

2006年10月04日 06:30

株式イメージ[任天堂(7974)]は10月3日、2007年3月期(2006年4月1日~2007年3月31日)の業績予想の上方修正を行った(【発表リリース、PDF】)。連結決算では通期売上高15.6%増、純利益20.5%増と好調な見通し。またこれに伴い、期末配当予想も従来の260円から330円へ上方修正を行った(【発表リリース、PDF】)。

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今回上方修正を行った理由として、同社が発売している携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」がソフト・ハード共に好調に売れていることを第一にあげている。さらに為替レートが想定より円安に推移し為替差益が発生したことも原因。ちなみに当中間期末レートは1ドルが117.90円、1ユーロが149.77円。

個別の中間期決算は前回の発表予想比で3.5倍と凄まじい上方修正だが、これらだけでなく、今年度下期に発売予定の据え置き型家庭用ゲーム機「Wii」の発売日や価格、製品構成が決定したのに伴い、業績予想の見直しを実施。その結果通期の業績予想が前回予想を上回る結果となった(想定レートは1ドル115円、1ユーロ143円)。また、期末配当予想も従来の260円から330円へ上方修正をしている。

任天堂は外国通貨による資産(特にドル建て)が多く為替レートで業績予想がぶれることがよくある。たとえニンテンドーDSやWiiが山ほど売れても為替レートが激変すると(少なくとも数字上の)利益が吹き飛ぶ可能性もある。それを差し引いても今回の業績予想修正発表は、携帯型も据え置き型も、主力事業のゲーム機部門が好調だということの現れなのだろう。

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