2月2日を「情報セキュリティの日」に

2006年10月30日 06:30

インターネットイメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると政府は10月29日までに、コンピュータ情報を保護する国民の意識を高める啓蒙活動の一環として、来年2007年から毎年2月2日を「情報セキュリティの日」とすることを決めた。シンポジウムなどを通じて、国民に対する広報活動などが行われることになる(【「情報セキュリティ政策会議」における発表リリースなどのまとめページ】)。

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すでに何度と無く報じているように、コンピュータを巡るインターネット上での情報をめぐっては、ウィニー(Winny)による情報流出をはじめとするさまざまな問題、被害が相次いだ。このような状況の中で政府の「情報セキュリティ政策会議」では、コンピュータを解して行われるさまざまな「問題」に対する方法を検討しており、その一環として、はじめてコンピュータ情報を保護する対策を打ち出した日にちなみ、毎年2月2日を「情報セキュリティの日」とすることを決定した。

政府ではこの日にあわせて、政府や地方自治体などが主催するシンポジウムなどを全国で開き、国民に対する広報活動を行うほか、コンピューター情報を保護する技術の向上に貢献した技術者や団体を表彰することを計画している。

【概要リリース(PDF)】によると、「はじめてコンピュータ情報を保護する対策を打ち出した日」とは、「第一次情報セキュリティ基本計画」を決定した日であり、数字的な語呂合わせはない。また、この「情報セキュリティの日」でのアクションとしては、

・「情報セキュリティの日」の前後の期間において、政府機関はもとより、広く他の関係機関、団体の協力の下に、国民各層の幅広い参加を得た取り組みを集中的に推進する。
・情報セキュリティへの取り組みに関し、特に顕著な功績または功労のあった個人または団体を政策会議議長から表彰する。


などを予定している。

その他資料に目を通した限りでは、政府主導の方策としてよくありがちな「優等生的」「お役所的」なイベントが多い。とはいえ官公庁の率先で「情報セキュリティに注目しよう」という啓蒙が行われ、多くの人が再認識する機会を設けることは非常に有意義といえよう。

今後はいかに「情報セキュリティの日」と関係するであろうネット利用者などが注目し、ためになるようなイベントを企画立案実行できるかに注目したいところだ。

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