牛角で10月6日からアメリカ産牛肉の試験導入開始

2006年10月07日 07:30

牛角のお肉イメージ炭火焼肉の「牛角」を運営している【レックス・ホールディングス(2688)】は10月5日、6日からアメリカ産牛肉の試験導入を6店舗で開始すると発表した(発表リリース)。お客の反応などを見たうえで販売店舗を増やしていく予定。

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牛角の肉イメージ現在牛角ではオーストラリア産と日本国産の牛肉のみが販売されていたが、今回レックス・ホールディングス側ではアメリカ産牛肉について「お客様に安全かつ安心してお召し上がりいただけるものと判断」、さらに「メニュー開発・試食を重ね、牛角のコンセプトにあったより手頃でおいしい焼肉を提供できるものと」し、試験的にながら提供を決定した。

しかし提供販売にあたってはお客側が既存メニューと比較して選択できるようにという配慮から、アメリカ産・オーストラリア産・国産を併用し、産地表示を行った上で提供するという。アメリカ産の価格は次の通り。

カルビ 490円(税込515円)
ロース 490円(税込515円)
ハラミ 590円(税込620円)
サガリ 390円(税込410円)
ファミリーカルビ 390円(税込410円)


現在発売されているオーストラリア産のものと比べると約100円高めの設定になっている。アメリカ産牛肉の利点は味以外に安さでもあったのだが、現在流通量が少ないためこのような高めの設定となった。

レックス・ホールディングス側ではお客の反応を見つつ、味や価格の面でお客にとってメリットがあると判断した上で導入店舗の数を増やすとしているが、時期については「数か月先になるもの」と考えているという。

先の【吉野家(9861)】の件といい、今回の「牛角」の件といい、少しずつではあるが確実にアメリカ産牛肉が外食産業にも戻りつつあることが分かる。輸入量が増えるにつれ、この傾向はますます強まることだろう。一方で産地の明記体制も暗黙の了解となりつつあり、消費者にしてみれば「自分の意思で選択し」牛肉を選べるようになりつつあるともいえる。何事もなければ年末から来年にかけて、アメリカ産牛肉の普及のニュースが相次ぐことだろう。

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