発売されるコンビニは[ローソン(2651)]【ampm(2688)】【ミニストップ(9946)】の各店舗。Amazon.co.jp自身では販売していない。これまでもAmazon.co.jpではネット上でギフト券をデータの形で贈ることはできたが、今回の「Amazonショッピングカード」のように、図書カードのような実際のカードを発行するのははじめて。贈答品として利用しやすくするという狙いがあるようだ。

「Amazonショッピングカード」写真下部のように贈呈品としての利用方法も想定しているようだ

使い方は他のプリペイドカードと同じ。カードに書かれている16桁の番号をサイトでの購入時に入力するだけで、購入額と同等額までの買い物ができる。アマゾンジャパンでは「Amazonショッピングカード」について、次のような利用状況を想定している。

シチュエーションはともあれ、料金支払いの選択肢が増えるのは良いことに違いない。販売目標は不明だが、ローソンでは年間60億円の売り上げを目標としているという。

またアマゾンジャパンでは販売を促進するため、「サプライズカードキャンペーン」を実施している。100枚に1枚の割合で、「3000円分のカードで4000円分」「5000円分のカードで7000円分」が入っているという。入力して初めて分かるこのラッキーさ、というわけだ。

今回のプリペイドカード方式の導入はアマゾングループでは日本のそれが初めて。支払いに関する状況が他国と大きく違うのがその最大の原因だろうが、好評なら今後他国にもこの方式が広まるかもしれない。また今後、さまざまなデザインのカードが発売されることだろうし、あるいはオーダーメイドによるオリジナルデザインのカード受注サービスの可能性もある(というかしてほしい)。

深読みしすぎかもしれないが、今回のプリペイドカードシステムの導入は、それほどアマゾンジャパンが日本国内におけるネット通販に自信を深めているというあかしなのかもしれない。

(最終更新:2013/09/16)