「小泉メルマガ」こと「小泉内閣メールマガジン」は小泉内閣の行政改革の一環として始められたもので、最盛期には226万人もの登録者を記録。携帯版の配信も行われ、最終号である250号でも161万人の読者が受け取ったという、まさにモンスター級のメルマガ。現在そのシステムを安倍現首相が受け継ぎ、内閣メルマガ「こんにちわ、安倍晋三です」を配信している。

今回発売される単行本「小泉純一郎です。」では、「郵政民営化」「イラク問題」などのテーマに分けて110本分を厳選。注釈だけでなく公務中の素顔や首脳会談の未公開写真40点とも合わせて掲載している。301ページというボリュームにしては価格が安め(1050円)だが、これは小泉氏が「印税はいらないからできるだけ安くし、多くの人に読んでほしい」との意向によるものだそうだ。

自民党総裁選では「変人」扱いされた小泉氏も、いざふたを開けてみれば稀代の名相だったと評して良いだろう。このメルマガのコラム「らいおんはーと」とそれを編集した「小泉純一郎です。」もそれを証明するひとつの歴史的証拠として、語り伝えられるに違いない。

……それにしても。最近の総理の間では自分の名前をフルネームで語るのが流行っているのだろうか(笑)。

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(最終更新:2013/09/15)