100円ショップ・ディスカウントストアは「駆け込み寺」?……型落ち品やデッドストックの観察

2006年10月16日 12:30

全国発売に際し販売が終了し安売りされたと思われる某お菓子イメージ100円ショップやディスカウントストアには安い商品が山のように陳列されているが、時々「これは?」と思うものに遭遇する。通常の店舗で販売している数分の一の価格で、新品が山のように並べられている情景を見た経験のある人も多いだろう。それこそワゴンセールで「半額セール」とシールをつけられるような商品が、どうして100円ショップなどで並べられるのか、ちょっとだけ考えてみた。

スポンサードリンク

コンビニやスーパーでは場所そのものが財産となる。限られたスペースに売れそうにも無い商品を置く余裕などどこにも無い。売れ行きが鈍いとすぐに店舗からは引き払われ、そのほとんどが返品される。デジタルデータではない商品たちは、そのように「売れないよ」と返品されるとあちこちの店舗にたらいまわしにされ、あるいは在庫として山積みにされる。

セールスが今ひとつで安売りされている飲料水たちイメージ一般店舗に並べられなくなった商品は、何も不人気で売れなくなった商品に限らない。中身は変わらずともパッケージデザインの刷新が行われると、旧スタイルのものを店頭から撤収する必要が出てくる。新旧が並ぶと色々と都合が悪いからだ。この場合、旧スタイルのものは一般店舗で並べられるようなことは無い。

これらの商品は賞味期限間近だったり過ぎていた場合は廃棄せざるを得ない。しかしそうでない場合は得てして掛け率(店舗への卸し価格)を低く設定し、100円ショップやディスカウントストアなどに卸される場合がある。廃棄してしまえば廃棄料がかかるだけで一円も入ってこないが、たとえ安くても卸すことが出来れば売上があがるからだ。かくして100円ショップやディスカウントストアは商品の「駆け込み寺」となる。

新商品の開発と販売サイクルが短いお菓子や飲料水は、特にパッケージの変更や販売の打ち切りなどがひんぱんに行われるため、この傾向が強い。コンビニで見かけなくなった飲料水が100円ショップで山積みされている様子を一度は見たことがあるはずだ。

もちろんデットストックなどではなく、単に売れ行きが落ちて掛け率が下がったので「100円ショップやディスカウントストアで安く販売しても利が稼げる」と判断されれば、あるいは独自のルートで安く仕入れることができれば一般の商品でもそれらの店に並ぶことになる。

いわば「在庫処分」的なものか、独自ルートで安く仕入れたものか、その他の理由によるものか、一目では判断しにくい。しかし商品の品揃えや他の一般店舗での陳列状況を見れば、目の前にある商品が「どんな立場なのか」を推測することができる。逆にその商品の世間一般での売れ行きや人気、類似商品の状況、製品開発の現状を想像することも可能だ。

「この炭酸飲料水は……コンビニから姿を消したと思ったら。商品開発が終了したのかな」「これだけの値段で叩き売られている。そうか、このチョコのセールスは成功しなかったんだな」「このカップめんがこの場所で売られているってことは、上位商品の高級ブランド化は成功しているんだ」などと考えながら、ディスカウントストアや100円ショップをウィンドウショッピングするのも面白いものだ。新しい発見が出来ることもあるだろう。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ