「おとこ」は商品をブレイクさせる魔法のキーワード

2006年09月24日 19:30

「男の」イメージ【J-CAST】に商品開発とネーミングに関する興味深い記事が掲載されていた。最近売れ行きを急激に伸ばしている商品の共通点のひとつとして、「おとこ」(男、オトコ)という言葉がついているという説である。

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記事では具体例として、【カネボウフーズ】の「売れすぎて販売休止に追い込まれた」という曰く付の「オトコ香る。」ガムや、【心斎橋みや竹】若年層向けの男性用日がさ「男の日傘」などが挙げられている。さらに「メンズ」(男性用)と銘打っておきながらその実「女性向け」として開発された【江崎グリコ(2206)】の「メンズポッキー」も一例だという。

男前豆腐イメージさらに最近色々な意味で話題に登り、コンビニでも見かけるようになった【男前豆腐店】の『男前豆腐』をはじめとする「男前シリーズ」が最近では好例の商品とのこと。

記事では「おとこ」がついた商品が売れる理由として

・男性のファッション意識の高まり。格好よさのイメージが商品に付加される。
・女性に「おとこ」のイメージが意外に好評であり、女性にも受ける。
・「おとこ」というキーワードがつくことによる意外性、商品へのインパクト。


などを挙げている。指摘されてみれば確かにその通りといえよう。

言葉遊びのようでもあるが、たとえば固有名詞に「荒野の」をつけると何となくマカロニウエスタン風になるとか、「嵐を呼ぶ」をつけると石原裕次郎っぽくなる、「24時間」をつけるとドキュメンタリー番組のように見えるなど、「まくらことば」的な印象深いキーワードがいくつも存在する。

●元の言葉……「株主優待」
・「荒野の株主優待」……西部劇に登場するガンマンが届ける優待イメージ(意味がよく分からない)
・「嵐を呼ぶ株主優待」……暴風雨にもまれながらも強く生き抜く優待イメージ(意味不明)
・「株主優待24時間」……会社担当者が優待品に秘められたドラマを語りながら届けられる優待(はた迷惑)
・「夜の株主優待」……妖しげな雰囲気満載(喜ぶ人もいるかも)
・「みんなの株主優待」……ほのぼのとした雰囲気の優待(ファミリー向け)
・「ぷにぷにでもこもこな株主優待」……肉球のさわり心地のような素敵な優待(モノによっては気持ち悪い)


あまりにも適当な形容キーワードをつけると、それこそ土曜日夜に放送されるような、わけのわからない形容詞だらけの2時間ドラマのタイトルのようなものになるが(笑)、使い方次第で有意義な印象付けができるあかしでもある。今回の「おとこ」というキーワードも、力強さと意外性が商品への価値を高める効果を生み出したといえよう。

さて、本題に戻って。「おとこ」というキーワードをつけると商品価値があがるらしいとのこと。今サイトでもタイトルの前に「男の」を数日の間つけて、この間にアクセス数が増えるのかどうか実証検証をしてみることにしよう。

……我ながら少々莫迦らしいような気もするが、何事もチャレンジ精神、そして記事への興味関心・探究心からくるもの。もし何らかの成果があれば、あらためて御報告したい。もし何の報告も無くいつの間にかタイトルから「男の」が消えていたら、効果なし、と判断してほしい(笑)。


(最終更新:2013/09/02)

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