検索エンジンを使い倒すために……「絶対リンク感」「検索力」とは

2006年09月22日 06:30

インターネットイメージ【ライブドアニュース】において、検索エンジンによる検索に関するコラムが掲載されていた。いわく、「知りたい情報に対して的を射たページを短時間で探し出せるスキルのことを絶対リンク感という」のだそうな。少々違和感を感じるというか、当方の思うところと違うところ、同意できるところがあったので取り上げてみることにしよう。

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記事では二つの例を挙げ、「絶対リンク感」についての解説が行われている。いわく、単純に検索したいキーワードを検索エンジンの窓に放り込むのではなく、製作者やサイトの意図するところ、ドメインなどを考査し、必要となるサイトをピックアップするスキルであるとのこと。

また、検索関連の書籍「何でも見つかる 検索の極意」の著者によると、「賢い検索方法としてはキーワード検索、それもサイトを意識した探し方ですね。探しているサイトに最もひっかかりそうな単語を想像して入力する。また思い切ってちょっと違ったキーワードを入力してみるのも良いかもしれませんね」ということらしい。

当方(不破)はこの書籍に目を通したことが無いので「もしかしたら同じことを語っているのかも」という一抹の不安があるが、それでもあえて言及すると、元記事で語られている「絶対リンク感」というのは音感に関する表現「絶対音感」になぞらえて創った造語のように思える。ただ、そこまで仰々しいものではないと考えており、普段から当方では単に「検索力」と呼んでいる。

そもそも「検索エンジン」というのはインターネットが登場することではじめて人類が手に入れた、ユカイで不思議で役立つ情報探索ツールに他ならない。過去のどんな時代においても、このように物事を探し出すような手法は存在しえないがだけに、その便利さは産業革命にも匹敵するものと思われる(少々オーバーかもしれないが)。

「検索力」、あるいはそれを身につけるためのノウハウを箇条書きにすると次のようになる。

・検索はテスト勉強と同じ。サイトの作り手側の考えを読め。
・人間ならではの行動を模索しろ。タイプミスや読み違い、勘違いなどよくあること。
・さまざまな雑学を常日頃から頭におさめ、必要と思われる情報にリンケージする「発想力」「連想力」を鍛えよ。発想力によってキーワードを絞り込むことで、検索精度は高まる。
・検索エンジンの機能をフルに使うため、さまざまなオプション機能を習得せよ。


他にも色々あるがきりが無いのでこのくらいにしておく。

ひらめきイメージ具体例をひとつだけ。先に【1927年の美保湾演習を63隻分の軍艦模型で再現】であげた記事の話を例に取る。元記事では不明な点も多く、このままでは突込みが浅い内容になってしまうのでつまらないと判断し、色々調べてみることにした。

まずは掲載されている写真から、創っている模型がウォーターラインシリーズであることが推定された。そこで「ウォーターラインシリーズ」の定義を確認するため、「とは検索」(必要キーワードに「とは」を加えて検索することで、「~とは」と解説しているページを選び出す)を行い、タミヤ模型などのサイトをピックアップ。

次に、1927年の大演習について描写が少ないのでこれも調査。「1927年」「海軍」「美保湾」というキーワードを元に検索するもあいまいなところが多いので、元記事に掲載されていた戦艦名の「長門」を追加して絞り込む。これで演習に参加している鑑定一覧のページが確認できた(※もっともこれについては後ほど手持ちの蔵書で再確認することになった)。「美保関沖遭難事件」については、「美保湾」にはじまり「美保が関」「美保ゲ関」「美保ケ関」など表記の違う可能性を考慮して検索。

また、制作スタッフのリーダーたる松下薫氏については、この名前を使って検索し、その上で肩書きや所在地、行動内容などから【松下薫のホームページ】のサイトが本人のものであることを確認。一部情報の再確認を行った(模型の写真もこちらに掲載されている)。

実際にはもっと複雑でさまざまな検索をしているのだが、大体雰囲気はつかみとってもらえたと思う。

「検索力」において一番重要なのは、探そうとするキーワードそのものから、どんな言葉を連想できるかという発想力・連想力である。この力があれば具体的で精度の高い絞込みができ、必要となるページを見つけ出すスピードも速くなる。もちろん入力スピードに対応できるだけの環境(それなりにハイスペックなマシンと通信速度)も重要。

検索エンジンは基本的に無料で提供されている素晴らしい道具である。だがそれも使いこなせなれば意味がない。たくさんの引き出しに物を押し込んでも、いざというときにその引き出しから必要なものを取り出せなければ、その物ははじめから持っていないのと同じである。どうせならフルに使い倒し、自分の生活や創造に役立てようではないか。


(最終更新:2013/09/16)

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