一人のカリスマトレーダーの退職がもたらすものは……ヘッジファンドのLGアジア・プラス、運用額が8割・6億7600万ドル減少

2006年09月05日 07:00

【ブルームバーグ】が報じたところによるとヘッジファンドのLGアジア・プラス(LG Asian Plus Limited)は7月の第一週に資産運用額の8割以上を失った。主力のファンドマネージャー(資産を運用する担当者)の退職が大きく影響しているという。

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記事などによるとLGアジア・プラスではアメリカ以外、特にアジアにおけるマクロ経済動向をベースとして運用。2005年の運用成績は世界中のファンド内でも上位にある。ブルームバーグのデータでは、ロンドンを拠点としたロイド・ジョージ・マネジメントが運用するLGアジア・プラスの資産運用額は1億3700万ドル(約160億円)と、その1週間前の6月30日時点の同8億1300万ドルから急激に減少した。減少した一か月前の10億6000万ドルと比べれば約1/10にまで落ち込んだことになる。

これには運用担当者のザヒール・シタブカーン(Zaheer Sitab khan)氏が7月にロイド・ジョージ社を退社し、香港で同じくヘッジファンドのツリー・ライン・インベストメント・マネジメント(Tree Line Investment Management)を設立したことが原因だという。会社側もその事実を認めており、「シタブカーン氏の退職とともに、(氏の腕前に期待していた投資家らが資金を引き上げ)ファンド資金が減少した」とコメントしている。

日本でも昨年、あるヘッジファンドで「100億円稼いだサラリーマントレーダー」が話題に登ったのが記憶に新しい。また、何度と無く報じているように個人投資家のB.N.F.氏はその資産運用額を約150億円までにかさ上げしている。今件も、トレードの世界では時としてカリスマ的能力を持つものが現れ、その力を発揮し、成果をあげるという一例になるのだろう。

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