さらば交通博物館、閉館記念DVD「さようなら交通博物館」発売開始

2006年09月04日 12:30

鉄道イメージ【角川エンタテインメント(9477)】は8月25日から、東京・秋葉原の名物のひとつだった交通博物館が閉館されたのを記念して作成したDVD『さようなら交通博物館』を8月25日に発売した。定価5985円(税込み)。

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鉄道マニアのメッカとして電気街の一角に位置した「交通博物館」は建物の老朽化などを理由に今年の5月惜しくも閉館。1936年4月に万世橋駅舎跡地に移転してから約70年間の活動にピリオドを打った。蒸気機関車や新幹線、さらには航空機など鉄道を中心にさまざまな交通機関の展示品・資料を集めた博物館として、多くの人に愛される場所でもあった。

今DVDは内蔵されていた展示品や博物館として利用された万世橋駅舎そのものの紹介、さらには戦前の「鉄道博物館」時代の映像(1935年・無音14分)、1960年代の記録映像「たのしい交通博物館」(交通博物館の紹介フィルム)、山手線205系内回りによる運転台からの映像(一周分、61分)など、鉄道マニアには三度の食事を抜いて三日三晩徹夜して並んでも手に入れたい映像が納められている。

本来当DVDは交通博物館閉館を記念して博物館内でのみの限定販売だったものの、愛好者や買い逃した人からの要望が多数に及んだため、今回一般販売する運びとなった。

交通博物館の展示物の大部分は移送され、2007年年10月14日の鉄道の日に埼玉県さいたま市で「鉄道博物館」として生まれ変わる予定(【公式サイト】)。とはいえ、跡地を視界におさめ秋葉原の名物が減ってしまったことを再確認するたび、心のどこかに風穴が開いてしまったかのようで、名残惜しい気持ちを抑えるのは難しい。今DVDはその気持ちを埋めてくれることができるだろうか。


■関連記事:
【秋葉原の交通博物館、5月閉館に伴い万世橋駅の遺構が一般公開】


(最終更新:2013/08/26)

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