東証、システム増強で24時間取引にも対応できる体制へ

2006年09月13日 06:30

株式イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると【東京証券取引所】では3年後のシステム増強に最終計画案をまとめ、その中で将来取引時間を延長して24時間取引にも対応できるように増強をすることが明らかになった。

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東証では御存知のとおり性能不足からシステムトラブルが相次いでいるが、これを受けて次世代システムの導入に向けて検討を続けてきた。今回明らかになった、その次世代システムの最終計画案によると「将来の取引時間延長を視野に、24時間取引にも対応できる容量を備えた大規模なシステムを構築する」としている。

これはインターネット専門の証券会社が夜間取引可能な独自の私設取引市場(PTS)を設ける動きが相次いでいるのを受け、証券取引所としても取引時間の延長可能なシステムをあらかじめ整備しておくのが狙いだという。

東証ではこの計画案を今月末までに正式に決めた上で、2009年末の稼動に向けてシステム整備を進める方針とのこと。

東証でもようやく具体的に、夜間取引に対応するシステム整備へ重い腰を上げたという感がある。3年後の次世代システム稼動までに、PTSを用いた各証券会社の夜間取引がどこまで活性化しているかが気になるところ。逆に考えればこの3年間が、夜間取引を行う各ネット証券会社にとってひとつの区切り、あるいはスタートダッシュの期間と定められたと見てもいいだろう。

今回の報道を受けてネット証券会社各社がどのような対応をするかにも注目したいところだ。

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