ジャスダック、年度内に上場企業1000社体制を目指す方針

2006年09月05日 07:00

【NIKKEI NeT】によると【ジャスダック証券取引所】は9月4日午後に同証券取引所上場企業の代表者を対象としたセミナーを東京都内のホテルで開催、その中で筒井高志社長は、同証券取引所の上場企業数を1000社にしたいという抱負を述べた。

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筒井社長はこのセミナーの冒頭の挨拶の中で、「新興企業のための取引所として(企業の)成長・統治への支援を充実させて信頼を高め、我が国経済の未来を先取りする市場の構築に努めたい」とした上で、現在968社のジャスダック証券取引所への上場企業数を1000社にまで増やし、1000社上場体制を目指したいと語ったという。

キリのよい1000社体制を目指すのは箔がつくという意味でも有意義といえる。だが、その一方ジャスダック上場企業をはじめとする新興市場銘柄では、上場直後の大型下方修正や会計内容のずさんさなど、上場そのものを疑わざるを得ない企業が少なからずあり、ここ一、二年でその数が急速に増えているのも事実(元々多数あり、最近、特にライブドア事件以降化けの皮がはがれてきたという説もある)。新興市場の軟調が続く大きな原因にもなっている。

1000社体制を目指すのはもちろんだが、上場のハードルを低めて数を水増しすることなく、むしろハードルを高めて既存上場会社への監視の目も強め、「単なる1000社」ではなく「投資家らも信頼をおいている1000社」としての1000社体制を目指してほしいものだ。

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