デイトレーダーに影響も? 信用取引買いの金利引き上げ相次ぐ

2006年08月14日 07:00

【Fuji Sankei Business-i】によると、ネット専業証券大手3社の【SBIイー・トレード証券(8701)】【松井証券(8628)】【マネックス証券(8698)】では、株式売買の取引資金の貸出金利を今日8月14日以降相次いで引き上げる方向で動いている。具体的には信用取引サービスにおける買い取引の際の金利の引き上げで、年利0.14~0.4%。日銀のゼロ金利解除に伴う金融市場の資金調達コストの上昇に応じた措置であるとしている。

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具体的な引き上げ内容は次の通り。

・松井証券……8月14日から、制度信用取引金利を2.1%から2.3%(一般信用取引は3.1%から3.3%)に引き上げ。
・イートレード証券……15日から、制度信用金利を1.9%から2.3%(一般は3.1%から3.3%)に引き上げ。
・マネックス証券……16日から、制度信用金利を2.6%から2.74%(一般は3.1%から3.24%)


7月14日のゼロ金利解除後は、金融機関間の取引や企業向け融資の金利が確実に上昇傾向にある(もちろん個人向けの預貯金金利も上がっている)。今後は他の証券会社にも信用取引金利の見直しの動きが広がりそうだ。

信用取引の金利上昇は、特に信用取引を行うデイトレーダー達の投資マインドに影響を及ぼしうる。ライブドアショックや村上ショックなどで出来高が減り、投資熱がさめつつある昨今、今回の信用取引における金利上昇がさらなる投資熱の冷え込みをもたらさなければ良いのだが。

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