楽天市場で大規模システム障害、現在も完全復旧には至らず

2006年08月11日 06:00

インターネットイメージネット上の集合商店街『楽天市場』を運営する[楽天(4755)]は8月9日夕方から発生しているシステム障害について、8月11日の段階でなお復旧作業が果たされず、完全復帰には至っていないことを明らかにしている(『発表ページ1』『発表ページ2』)。

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リリースによれば今回の障害の原因は、楽天市場の増強のために【伊藤忠テクノサイエンス(4739)】に業務委託していた作業に問題があったということだが、詳細については現在進行形で状況が動いているため今のところ明らかにされていない。また、伊藤忠テクノサイエンス側からの発表は無い。

消費者側の立場からの具体的な影響としては、共同購入やオークションも含めた商品の購入が出来ない、商品レビューの閲覧やメールマガジン周りの作業が出来ないなど。パソコン版・モバイル版共に症状が生じている。なお今件で情報漏えいの懸念はないと発表されている。データの復旧についてはバックアップの一部の復旧に失敗したとの話もあり、完全な修復は難しいもよう。

楽天市場が大規模なシステム障害を起こしたのは2001年12月以来。また、現在商品の販売額は1日十数億円ともされている。お盆休みで通常期間と比べると注文頻度が少ないのが幸いだとはいえ、今回の事象による各店舗の損失額が気になるところではある。


(最終更新:2013/09/02)

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