すいかは常温保存で栄養増加、アメリカ農務省の研究結果

2006年08月01日 06:00

すいかイメージ[このリンク先のページ(Cnn.co.jpなど)は掲載が終了しています]によると、すいかに含まれるカロチンなどの栄養素は冷蔵庫で冷やさずに室温で保存することで、収穫後も次第に増加するとの研究結果を、アメリカ農務省の研究チームが発表した。

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すいかイメージ研究チームでは生産業者が「完全に熟した」と判断したすいかを、収穫後14日間にわたって21度・13度・5度の3種類の温度で保存し、それぞれの場合の栄養素の変化を記録した。その結果、体内でビタミンAに変化する「ベータカロチン」と、抗酸化作用の強い「リコピン」の含有量で注目すべき結果が出た。

室温に近い21度で保存したすいかは、収穫したばかりのすいかと比べると、ベータカロチンが50~139%、リコピンも最大40%増加していることが明らかになったという。一方低温で保存したすいかでは、栄養素の含有量増加率が低く、5度で保存したすいかでは1週間後から傷などが目立ち始めたとのこと。ちなみにアメリカのスーパーなどではすいかを収穫後2~3週間、13度前後で店頭に並べるケースが多いという。

もちろん食べる時には冷やした方が美味しさも増す。しかしすいかの栄養をたっぷりと身体に取り入れたいのなら、常温でしばらく保管して「さらに熟成する」のを待った方がいい、ということになる。スーパーなどのように少し冷やした場所に置かれているよりは、八百屋などで展示されているように常温下で並べられたものの方が、実は身体に良いわけだ。

だからといって炎天下に野ざらしのまま放置していると、すいかそのものが痛むだけでなく、色々な虫がよってくるかもしれない。その点には注意されたい(笑)。

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