NHK大河ドラマ、再来年は「篤姫(あつひめ)」に決定

2006年08月03日 12:30

時節イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]は8月2日記者会見を開き、2008年の大河ドラマのテーマを幕末の将軍の正室を描いた「篤姫(あつひめ)」にすることを発表した。原作は「天璋院篤姫」(宮尾登美子)、脚本は田渕久美子氏。全49回。

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「篤姫(あつひめ)」は幕末の薩摩・島津家の分家に生まれた篤姫が、江戸幕府の第13代将軍徳川家定の正室となり、その後落飾して「天璋院」と号し、幕府内の勢力抗争や、さらには反幕府運動、そして明治維新にいたる日本の激動の時代を駆け抜ける物語。江戸侵攻を目指す西郷隆盛ら薩摩藩を中心とする新政府軍への無血開城の働きかけにも大きな役割を果たすなど、歴史的キーパーソンの一人でもあり、幕末の「ファースト・レディー」ともいえる。

原作の「天璋院篤姫」は1980年代に発表された作品だが、この作品は先の「義経」に続き、宮尾登美子氏原作の2作目の大河ドラマとなる。また「篤姫」という人物自身はたとえば1990年に放送された大河ドラマ「翔ぶが如く」でも少々登場する。幕末を取扱ったという観点では2004年の「新撰組!」以来。なお主要キャストは現在まだ発表されていない。

なお次回の大河ドラマ(「篤姫(あつひめ)」の前に放送されるもの)は、武田信玄の軍師、山本勘助を描いた「風林火山」。また、スペシャル大河として、「坂の上の雲」が今後放送される予定もある。

幕末の、しかも女性が主人公という大河ドラマではどちらかというとメジャーでないテーマによるこの作品が、どこまで視聴者の人気を集めるか、興味深いところだ。


(最終更新:2013/09/17)

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