KDDI(9433)、携帯電話の他社への乗り換えの際の手数料2100円に決定

2006年08月10日 06:30

モバイルイメージ今年10月24日からスタートする、契約会社を変えても携帯電話の番号を変えずにすむ「番号持ち運び(ナンバーポータビリティ)制度」について【KDDI(9433)】は、自社から他社に乗り換える利用者から徴収する解約手数料を2100円(税込)とすると発表した(【発表リリース】)。他社から自社に乗り換える際は無料とし、通常の新規契約事務手数料2835円(税込)だけしかかからないようにする。今回決定した解約手数料は、KDDIの子会社沖縄セルラー電話にも適用される。

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大手三社(【NTTドコモ(9437)】【KDDI(9433)】【ボーダフォン(ソフトバンク)(9984)】)のなかで解約手数料を発表したのは今回がはじめて。ドコモもボーダフォンも現在未定で、解約手数料自体基準が無くKDDIとは異なる可能性が高い。他社の動向が注目される。

リリースには理由は記載されていないが、「出るのに手数料がかかり入るのは無料」というのは、利用者が自社から離れる事を嫌ってのものと思われる。KDDIではさらに他社から自社への移動をうながすため、9月1日から「新規加入仮予約サービス」を開始。予約で1年以上契約した場合には、端末機種交換などに使えるポイントを2000円分プレゼントするというキャンペーンも実施する。

なお今回導入される「ナンバーポータビリティ」では実際に会社をまたいだ機種交換をする場合、「移動元」と「移動先」双方で変更手数料が必要になる。それだけに、今回の「他社からKDDIへの乗り換えなら手数料無料」というのは大きなセールスポイントとなりうる。

いよいよ各社がナンバーポータビリティ導入に向けて動き出した感じだが、「業界最大手の暴れん坊将軍」ことドコモ、「IT業界の風雲革命児」ことボーダフォン(ソフトバンク)がどのような対応を見せるか。各社のユーザーも気が気ではないことだろうし、同時に先が楽しみに違いない。特に今回は、一歩先んじて2100円に決めたKDDIにどのような対抗意識を見せるか注目したいところだ。

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