堀江元社長らによるライブドアの証券取引法違反の初公判、9月4日から

2006年08月19日 07:15

株式イメージ【NIKKEI NeT】によると今年1月に強制捜査が行われた、ライブドアによる証券取引法違反(有価証券報告書虚偽記載)の罪に問われた堀江貴文元ライブドア社長の公判前整理手続が東京地裁で8月18日行われ、初公判が9月4日午前10時から開かれることが明らかになった。堀江元社長側は起訴事実を全面的に否認する方針。4月の釈放後はじめて公の場に姿を見せる堀江氏に注目が再び集まることになる。

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整理手続では初公判を含めて11月28日までの間、週1から週3のペースで計26回の予定期日が確認された。共犯とされたライブドア元取締役、宮内亮治被告ら計20人の証人尋問と堀江被告の被告人質問が集中審理される。証拠調べが予定通り終われば、判決は来年2007年2月にも言い渡される見通し。

今回のような案件では裁判の長期化が懸念されるため、堀江被告について東京地裁は今年3月、争点や証拠を整理する公判前整理手続きの適用を決定し5月から検察側、弁護側が協議を重ねていた。

今事件は日本市場だけでなく海外にも少なからぬ影響を及ぼし、連鎖反応的に類似案件での摘発などのきっかけになった。その影響を受け、未だに市場そのものがその「影」にさいなまれている感も強い。逆に考えれば市場の健全化に一役買ったともいえる今回の騒動、堀江氏の裁判での発言や判決に、否応も無く注目が集まることだろう。

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